#art | フルクサスとジョージ・マチューナス
フルクサスとは
フルクサス(Fluxus)は、デザイナー ジョージ・マチューナス氏が提唱した前衛芸術運動のこと。
ラテン語で「流れる、変化する、下剤をかける」という意味を持つ。
1960年代を代表する芸術運動として、ネオダダと並び称される。
参考: ウィキペディア
国際的で領域越境的なアーティスト、作曲家、デザイナー、建築家、詩人、パフォーマーなどからなる集団、ネットワーク。
固定した思想はなく、反芸術のあり方、とりわけダダイズムの影響を受けており、名称「FLUXUS」は、ラテン語で「流れ」を意味していますが、英語の「flux」の動詞「溶かす、液体にする」に「 us(我々を)」をつけた「Flux us」の意もあるそうです。
同グループには、ドイツ、アメリカ、日本など10ヶ国のアーティストが参加。主なメンバーは、ナムジュン・パイク、ヨーゼフ・ボイス、ヴォルフ・フォステル、オノ・ヨーコ、久保田成子など。
フルクサスは造形的な作品よりも、パフォーマンスやイベントいった行為が主な表現になっており、芸術的な事だけでなく、日常的な行為も含まれるなど、表現は多種多様。
日常行為をもアートと捉え、自由に表現した前衛的な芸術です。
V.A. / FLUXUS ANTHOLOGY
ジョージ・マチューナス/ George Maciunas
リトアニア出身のデザイナー兼建築家。フルクサスの創始者。
“フルクサス”という言葉は、ジョージ・マチューナスが1961年にニューヨークののA/Gギャラリーでの講演において初めて用いた。
1948年、家族と共に難民としてアメリカに渡る。
カーネギー光学研究所で建築と音楽学、ニューヨーク大学で美術史を学びながら、古楽器のディーラーをしていた。
美術史家としては、全世界の芸術史を網羅した表を作ろうと試みており、この研究は生涯続けられた。
1961年頃、音楽家ジョン・ケージらの美術家と出会い、その後自身のギャラリーであるA/Gギャラリーをオープンする。
1962年にヨーロッパでのフルクサス・コンサートのオーガナイザーとしての活動を始める。このコンサートは初めてフルクサスの名のもとで行われたもので、器楽曲、具体音楽、ハプニング、テープ音楽などが上演された。
その後、“フルクサス”をグループに発展させ議長となる。やがて、マチューナスがフルクサス・フェスティバルの概要に交通撹乱や美術館、コンサート・ホールへの妨害活動などを挙げたことから、多くのアーティストはフルクサスから離れていくが、マチューナスは1978年に生涯を閉じるまで、その活動を続けた。
リトアニアのジョージマチューナス切手
genocide flag : 星条旗をドクロで表した「大量殺戮の国旗」
ジョン・レノンとオノ・ヨーコが映るフォトは有名です。
参考商品:TODAYeditionがジョージ・マチュナス氏の妻ビリー・マチュナス氏の許可を得て、フルクサスのグラフィックを使用したアイテム。
フルクサス関連の書籍など古本屋さんなどでも見つけることもあります。
是非、見つけて御覧ください。