一切皆苦
2022.02.28 10:55
一切皆苦(いっさいかいく)
【世の中は全てが苦しみ。人間の思い通りには決してならない】
これは仏教用語であり、お釈迦様が説いた真理です。
スピリチュアルの観点から言ってもこれは真実。
人間は魂を成長させるため現世に誕生しました。
その魂を磨くためには、つつがなく安楽で気楽な営みの中では決して成長しません。
研磨剤となり得るのは「苦痛・困難・試練・災難・不幸・窮地・絶望」といった苦しみだけ。
苦しみこそが最高の導師であり真の幸福を掌握する唯一の絶対的手段なのです。
苦をなくして魂成長など絶対にあり得ません。
人々は苦を忌み嫌い敬遠します。そして永遠の幸福、つつがない生涯、平穏無事で安定した暮らしを切望しています。
けれど断言しますが、それは決して叶いません。苦が忙しなく続く踏んだり蹴ったりな日々があるのが人生なのです。
荒波なき人生では現世にきた意味がありません。
既に忘却済みのことと思いますが、霊界にいた時分にその事柄を承知の上でこちらに誕生したのです。
苦から逃避することをやめましょう。いくら逃げても乗り越えない限りは何度でも自身の前にやってきます。
正々堂々と向き合い果敢に取り組みましょう。苦の多い人生ほど幸福の証であり、神の御眼鏡に適っている証拠なのですから。