『転校生』全ステージ終演しました!
2022年2月18日(金)からアトリエ春風舎にて上演いたしました、青年団若手自主企画vol.89 山中企画『転校生』(作:平田オリザ/構成:山中志歩/演出:石渡愛)につきまして、全ステージ無事終演いたしました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
締めくくりのWEB企画は・・
出演者10名に、山中企画『転校生』に参加して思ったこと、感じたこと、を教えてもらいました!
*左から黒澤多生 西風生子 日和下駄 根本江理 西山真来 川隅奈保子 石渡愛 山中志歩 五島ケンノ介 イム・セリュン(zoomで出演)
*撮影:三浦雨林
[企画・構成・出演(堀田早苗 役)]山中志歩
参加してくださった皆さまには感謝の気持ちでいっぱいです。本当に運良く、全公演を終了することができました。たくさんのことを学びました。これを活かして、今後も頑張っていけたらと思います。観に来てくださった皆さま、お気にかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました!
今後の活動情報
★演劇/出演
ゆうめい『あかあか』 作・演出:池田亮
2022年5月〜6月 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場・三重文化会館 小ホール(ツアー)
★映像/出演
LINE NEWS VISION『人類最後の〇〇』
監督・脚本・撮影:宮部一通 公開中
[演出・出演(野本小百合 役)]石渡愛
今回この山中企画の立ち上げから関わらせてもらって、初めてのことだらけで本当に勉強になりました。私の場合はやはり演出という立場をとらせてもらえたことがとても大きな経験となりました。「転校生」という戯曲の言葉に対して、俳優のみなさんが各々の距離感で決着をつけていく様は、みていてすごいなぁと思ったし、なんだか色々考えさせられました。改めまして、ご来場くださった方々、ご協力くださった方々、そして座組みの皆さま、ありがとうございました。
[出演(秋山美和子 役)]黒澤多生
自分の身体と違う役を演じることは、これまでもやってきたんですが、特に今回はその面白さ、難しさを感じた公演でした。なるべく『女子高生』という枠から外れようと模索したのですが、「女子高生にしか見えない」という感想も多く、また本番中にも「ああ、この仕草がそう見えさせているのか」と自覚する瞬間もあり、今後『自分ではない他者』を演じることについての大きな糧になったんじゃないかなと思います。公演期間中(ちょうど休演日でした)、ロシアとウクライナの事件が起こりましたが、その事件の以前と以後で、台詞の意味や観客の目線がとても大きく異なったのが印象的でした。演劇が生のメディアであることを改めて実感しました。
今後の活動情報
★演劇/出演
ゆうめい『あかあか』 作・演出:池田亮
2022年5月〜6月 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場・三重文化会館 小ホール(ツアー)
★演劇/出演
ムニ『ことばにない』 作・演出:宮崎玲奈
2022年11月 こまばアゴラ劇場・THEATRE E9 KYOTO(ツアー)
[出演(上田順子 役)]西風生子
参加してみて、稽古期間中更には本番期間中にも、日本、世界の情勢はどんどん変わって行っていたのでその時々で劇中でリアルに感じる事も同時に変わっていく感覚がありました。皆さんとその時々で劇について考え話せたことはとても糧になったと思います。そして今回もともと尊敬している山中さんと石渡さんの山中企画に参加できたことはとても幸せでした。そして素敵なキャストの皆さんスタッフさんとも共演できて本当に嬉しかったです。
千秋楽まで無事終えられる事が出来て今はほっとしています。皆さんで作り上げてきた転校生を、お客さんに見て頂くことができて本当に良かったです。ありがとうございました!!!
[出演(大西由美 役)]日和下駄
日和下駄です。ご来場いただいた皆さま、気にかけてくださった皆さま、ありがとうございました。今回は高校生ぶりくらいの会話劇、はじめての現代口語演劇ということで、共演者のほとんどが青年団員なことも相まって、「悪目立ちしないかな……」と不安に思っていました。しかし、もとから目立つ転校生役になったことも功を奏してか、悪目立ちというほどは浮かなかったんじゃないかなと思います。頑張ったポイントですね。世界では様々なことが様々に起こっていますが、私たちも様々なので、それぞれが様々にやっていくしかないんじゃないかなと思います。体調には気をつけて生きていきましょう。
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★演劇/出演
円盤に乗る派『仮想的な失調』
演出:カゲヤマ気象台 蜂巣もも(グループ・野原/青年団演出部) 脚本:カゲヤマ気象台
2022年6月3日(金)〜5日(日) 吉祥寺シアター
[出演(木下秀子 役)]根本江理
久しぶりに「転校生」を読む。秀子の台詞を声に出したら、瞬く間に女子高生にひきよせられた。先日まで赤穂浪士に入れ込んでいたはずなのにね。秀子、この座組みに招いてくれてありがとう。女子高生なんて、ココロもカラダもあまりに遠い時間のはずなのに、日増しにあの頃の、そして今私のなかにある女子高生が動きはじめた。千秋楽は、まるで高三の三学期のある一日に居るようで、、あぁ、楽しかったなぁ。
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★演劇/出演
渡辺源四郎商店『親の顔が見たい』 作・演出:畑澤聖悟
2022年5月2日(月)〜6日(金) ザ・スズナリ
[出演(鈴木真由美 役)]西山真来
90年代に、女子高生が演じるために書かれた言葉たちなので「役柄との距離」や「時代感覚の差」をどういう表現で成立させうるかを皆でよく話しました。最初は年上の方に友達どうしのラフさでつっこむセリフに戸惑いましたが、稽古が進むうち、日常でしらずしらずに演じている「30代、女、日本人…」みたいな役を降りて裸の魂として舞台上に出ていって、相手の裸の魂にぶつかりにいく、みたいな感覚になってきて、自由で楽しかったです!なんか不思議なこと言ってすみません、全部錯覚かも!でも楽しかったです!
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★映画/出演
酒井善三監督『カウンセラー』
2022年3月19日(土)~ ユーロスペース渋谷
[出演(寺岡理恵子 役)]川隅奈保子
演劇に対する誠実さと情熱に溢れた現場でした。たくさんのことを教わりました。素晴らしいメンバーとご一緒できたこと、そして、多くの方々に観ていただけたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
あ!休憩の時にtwiceを一緒に踊れなかったのがすこしさみしかったので、わたしもTT練習しようと思います!!今度一緒に踊ってね。
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★ダンスと演劇/出演
ひとごと。 こどもとつくる舞台vol.2『はなれながら、そだってく。』
作:こどもたち 演出:山下恵実
2022年4月28日(木)〜5月8日(日) こまばアゴラ劇場
[出演( 町田ミナ役)]五島ケンノ介
稽古は、冬の寒い日から始まり、千秋楽には、春の日差し溢れる日となりました。二つの季節をまたぎ、舞台に立たたせていただきました。座組みの皆様には、温かく迎えていただき、深く感謝いたします。来ていただいたお客様には、なにかしらのものをもってかえっていただけれたならば、幸いこの上ございません。また、このご時世ゆえ、ご来場いただかずとも、気をかけていただいた方にも感謝申し上げます。
今後の活動情報
★演劇/出演
ゆうめい『あかあか』 作・演出:池田亮
2022年5月〜6月 川崎市アートセンター アルテリオ小劇場・三重文化会館 小ホール(ツアー)
[出演(向井京子 役)]イム・セリュン
出ませんかっていう提案がありまして企画書を送ってもらった時、山中さんの印象的文章が今でも頭に残っています。『演劇と劇場が誰かの居場所になることを祈る』という言葉に感動してここまでやってきたと思います。オミクロンでzoom参加になったのが少しもったいないこともありましたが、逆に新たなお芝居経験になったのが面白かったし、青年団先輩と一緒に創作させていただいて楽しかったし、光栄でした。今回の転校生は、私に過去一時的に自分の仕事が嫌になったのを反省して改めて頑張るエネルギーをいただいたきっかけになった貴重な作業でした。山中さんを含めて座組みの皆さんに本当に感謝いたします。実は、いつのまにか青年団に役に立つ人物になりたいなとずっと思っていました。引き続きよろしくお願いいたします!
今後の活動情報
★演劇/演出
世輪プロデュース 『変態』
作:チェ・ウォンソク 演出:イム・セリュン
2022年 東京都内
スタッフ
舞台監督:黒澤多生 演出助手:安齋彩音 音響・照明:櫻内憧海 衣裳:金定和沙 宣伝美術:松橋和也 制作:太田久美子 寺垣沙織 協力:円盤に乗る派 お布団 レトル gina creative management Theatrecompany Da 筑波大学附属駒場高校演劇部 太田裕子
総合プロデューサー:平田オリザ 技術協力:大池容子(アゴラ企画) 制作協力:木元太郎(アゴラ企画)
企画制作:山中企画/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催:(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 助成:文化庁文化芸術振興費補助金 (劇場・音楽堂等機能強化推進事業)独立行政法人日本芸術文化振興会