核合意、各国は自制し協調せよ＝外交部

　外交部の鄭報道官は28の会見で、イラン核合意破棄について「各国は互いに思い合い、発言を自制し、協調して事態を解決するよう」促した。

　イランによる核合意破棄をめぐっては、同国の最高指導者であるハネメイ師が「イラン側は務めて合意を守るように心がけたが、アメリカから制裁が解除される日は今に至るまで来ていない」と、制裁解除が優先であるとした。

　一方の米連邦はこれについて「米国はイランによる中東での不安定化を招く行動を許容せず、合意から逃れようとする者に責任を負わせるための新しく、かつ強力な手段を即時的に講じることとなる」と強く反発した。

　外交部はこれについて「イラン当局者の懸念はとても現実的で、アメリカは反発するのではなく、真摯な態度を見せなければならない。我々は核なき世界の理想の側に立っており、関係各国は相互に思い合い、発言を自制し、協調して事態を解決するよう求める」とした。