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目で見えぬものの力

2022.03.02 15:00

Maribrengaëlです。

3月になって、突然暖かい雨が降り出しました。季節は暦なんて知らないのに…と毎年感じるのですが、2月から3月のたった1日で、空気感は全く違いますね。日差しの角度も。もうすぐ裏起毛の服が暑くなって、生暖かい春一番が吹き、いつも通りの春がやってくる…これまでだったら疑いなくそう思ったでしょう。でも、今世界は戦争の恐怖に怯えていて、もしかしたらこの日常は、綱渡りの上に成り立っているのではと感じ始めています。

実際に戦争が起こり、日常があった街にミサイルを撃ち込まれているのを目の当たりにしたら、平和を祈る無力さを感じたり、自己防衛のために戦うこととは…と深く考えたり、きれいごとではない思いが、今世界中の人の心の中を駆け巡っていると思います。「こうやって戦争は起こっていく」今まさにそれを感じているのではないでしょうか。

かなり前ですが、ipod shuffleで宇多田ヒカルさんの「誰かの願いが叶うころ」が突然流れて、そうそう、みんなの願いは同時には叶わないんだよなぁ…と東京の空を見上げて痛感したことを思い出しました。すべての人にとって優しい世界なんて無理なのかもしれない。自分や大切な誰かを守ることも戦いであり、それによって命を落とす人がいるのだから。平和と簡単に言うけれど、綱渡りの上に成り立っているものだとしたら、誰かが少しの揺さぶりをかけるだけで取返しがつかなくなるというのは当然のことだと思います。

幸運の惑星木星、慈愛の惑星海王星が今魚座に入っていますが、そこで起こる今回の新月はまさに今の世界がテーマとしているところとマッチしています。武器ではない、目に見えないものの力がいかほどなのか、本当のやさしさ、強さとは何なのか。大きく広い世界の動きを通して、宇宙の真理を学んでいるようなそんな時です。「風の時代」にあって、今、ここまで魚座の持つ水の力「感情」がフォーカスされているのはなぜなのか。そこに、救いの力があるからだと思っています。誰かが”世界一孤独なあの人”に心から寄り添えば世界は変わるのか。それでも変わらないのか。

Les Chronovoyageurs...

※日本時間 3/3 2:36 魚座新月となります。