私の肉体そのものが、それぞれ目であって、毎日創造される世界を、心のままに眺めているような氣がすることがあります。
『成幸の法則2022』3.2
Vol.2043
私の肉体そのものが、それぞれ目であって、毎日創造される世界を、心のままに眺めているような氣がすることがあります。
<ヘレン・ケラー>
メラビアンの法則はご存知ですか?
人と人がコミュニケーションを図る際、
「言語情報7%」
「聴覚情報38%」
「視覚情報55%」
という割合でコミュニケーションに影響を与えているという法則です。
しかし、これはコミュニケーションのみならず、私たちが物事を認識する時にも当てはまること。
即ち、私たちは半分以上視覚から情報を得ているということです。
「ヤーコン」という芋があります。なんと、この芋は目を閉じて食べると、「梨」と全く同じ味なのだそうです。
目を開いていればもちろんヤーコンと梨を間違えることは無いでしょうが、視覚からの情報がなければ区別がつかないということ。私たちは、話を聞く時も、食べる時も通常は目で視覚的に捉えながら行っています。
だから、敢えて目を閉じて食べ物の味を味わってみてください。
こんな味だったのかと、改めて素材の味を感じられることでしょう。
お散歩の途中、ベンチに腰かけて目を閉じてみてください。
いつもと違う音が聞こえてきます。
改めてこんなにも世の中は様々な音で溢れていたのかと、確認し直せることでしょう。
目を閉じることで、味覚や聴覚が研ぎ澄まされるのです。
私たちは目があるために、見た瞬間に過去の記憶と照合しています。
同じように、会う人に対しても、過去の記憶を頼りに会っています。
初めて会う人にもです。
目から入る情報から、その人との共通項を探したり、相手の表情などを読み取りながら安心感を得ようと言葉を探したり、と言った具合です。
今日の成幸の法則を読んだもの同士で、目をつぶって会話してみてください。
視覚情報が無いことで、相手の話に集中できたり、逆に言葉だけでのコミュニケーションの難しさに氣付いたり、改めて視覚の有り難さにも氣付かされることでしょう。
それは、改めて「今」を味わうことに繋がる体験でしょう。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お