フィルターを外して世界を見るーヘリオセントリック占星術
現在、一般的によく知られているジオセントリック占星術は、天動説を使っているのをご存知でしょうか?
天動説とは、地球を中心に宇宙が地球の周りを回っているという説ですが、
これが間違いだということは、今では常識です。
しかし、地動説の証明から500年近く経った今でも、占星術は天動説を採用しているのです。
先日、面白いサイトを発見しました。
プレセッションアストロロジーというサイトで、こちらは地動説を採用しています。
LUCY.PANさんのブログの内容には共感する点がたくさんあります。その中で
鑑定依頼をくださる方々のホロスコープに非常に良く見られる特徴の共通点として「蠍座や冥王星が強く影響している」という点があります。
とありました。
わたしも、蠍座で太陽と冥王星がコンジャクションしています。
当サイトで扱っているヘリオセントリック占星術も、地動説の占星術です。
同じく蠍座や冥王星が強く影響していて、ある程度ホロスコープが読める方は、見てみると面白いかもしれません。
地球の歳差運動によって、暦上の星座と実際の星座には約24度のずれがあります。
LUCY.PANさんは、この歳差運動分、ハウスのカスプをずらすという方法を提唱しています。
自分の出生図のハウスがいまひとつ納得いかず、プラシーダス、キャンパナス、レジオモンタナス、
イコールハウス、コッホ、ポーフィリーetc..色々試しましたが、どれもしっくりきませんでした。
ハウスを出す方法は、100種類程あるそうですが、
これだけたくさんあるのは、どれも決定打に欠けるからです。
現在プレセッション式のハウスの出し方は公開されていませんが、
地動説を取り入れたプレセッション式のハウスならば、納得いくのではと感じています。
しかし、歳差運動を無視したハウスが完全に間違いであるかと言われると、そうでもない気がしています。
地球という場所は複雑なんです。
フィルターを通して見る世界(天動説)と、フィルターなしの世界(地動説)という感じ。
画像加工アプリありと、なしです。
本質はひとつで全く同じものですが、フィルターを通すのと通さないのでは世界は驚く程違って見えます。
しかし、フィルターを通した世界も、そこに事実として存在します。
やっぱりそれが、3次元(天動説・フィルターあり)と5次元(地動説・フィルターなし)の差だと思うのです。
占星術は法則の上に成り立ちますが、その法則は決して単純なものではないと感じます。
10年、或いは、100年。
あと何年掛かるのかはわかりませんが、いずれは占星術も地動説が主流になると思います。
というか、そうしなければならなくなるし、そうしなければならない。
なぜなら、時代に合わなくなるから。
現在は、3次元と5次元が入り混じった世界ですが、今後は5次元へ移行します。
正確には、移行させられます。
移行しなさい。という流れになる。
いつの時代も、その時代にそぐわないものは忘れられ、風化していきます。
だから、占星術は5次元(地動説)へシフトしないと、叡智として未来に残せない。
そう、思います。