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フィルターを外して世界を見るーヘリオセントリック占星術

2017.11.19 16:50


現在、一般的によく知られているジオセントリック占星術は、天動説を使っているのをご存知でしょうか?


天動説とは、地球を中心に宇宙が地球の周りを回っているという説ですが、

これが間違いだということは、今では常識です。

しかし、地動説の証明から500年近く経った今でも、占星術は天動説を採用しているのです。



先日、面白いサイトを発見しました。

プレセッションアストロロジーというサイトで、こちらは地動説を採用しています。

LUCY.PANさんのブログの内容には共感する点がたくさんあります。その中で

鑑定依頼をくださる方々のホロスコープに非常に良く見られる特徴の共通点として「蠍座や冥王星が強く影響している」という点があります。

とありました。



わたしも、蠍座で太陽と冥王星がコンジャクションしています。

当サイトで扱っているヘリオセントリック占星術も、地動説の占星術です。


同じく蠍座や冥王星が強く影響していて、ある程度ホロスコープが読める方は、見てみると面白いかもしれません。



地球の歳差運動によって、暦上の星座と実際の星座には約24度のずれがあります。

LUCY.PANさんは、この歳差運動分、ハウスのカスプをずらすという方法を提唱しています。


自分の出生図のハウスがいまひとつ納得いかず、プラシーダス、キャンパナス、レジオモンタナス、

イコールハウス、コッホ、ポーフィリーetc..色々試しましたが、どれもしっくりきませんでした。


ハウスを出す方法は、100種類程あるそうですが、

これだけたくさんあるのは、どれも決定打に欠けるからです。

現在プレセッション式のハウスの出し方は公開されていませんが、

地動説を取り入れたプレセッション式のハウスならば、納得いくのではと感じています。



しかし、歳差運動を無視したハウスが完全に間違いであるかと言われると、そうでもない気がしています。



地球という場所は複雑なんです。


フィルターを通して見る世界(天動説)と、フィルターなしの世界(地動説)という感じ。

画像加工アプリありと、なしです。


本質はひとつで全く同じものですが、フィルターを通すのと通さないのでは世界は驚く程違って見えます。


しかし、フィルターを通した世界も、そこに事実として存在します。


やっぱりそれが、3次元(天動説・フィルターあり)と5次元(地動説・フィルターなし)の差だと思うのです。


占星術は法則の上に成り立ちますが、その法則は決して単純なものではないと感じます。



10年、或いは、100年。

あと何年掛かるのかはわかりませんが、いずれは占星術も地動説が主流になると思います。

というか、そうしなければならなくなるし、そうしなければならない。

なぜなら、時代に合わなくなるから。


現在は、3次元と5次元が入り混じった世界ですが、今後は5次元へ移行します。

正確には、移行させられます。

移行しなさい。という流れになる。

いつの時代も、その時代にそぐわないものは忘れられ、風化していきます。


だから、占星術は5次元(地動説)へシフトしないと、叡智として未来に残せない。

そう、思います。