Beethovenの音楽
2022.03.02 04:19
2022年3月7日.Beethoven Concertを高輪プリンセスガルテンで開催します🎶
Beethovenのピアノソナタ、ピアノ協奏曲、バガテルやその他のピアノの作品は学んできましたが、今回は室内楽を楽譜や弦楽器奏者と向き合い学んでいます。
まず音楽の構造を捉え、どのような構成がされているのか。しっかりと大きなフレーズ、細かいニュアンス、音色や弦楽器とのバランスをイメージする。BeethovenのかいたSlur. Staccato. の意味、sfp. をピアノで表現する場合、心と指先はエネルギー込めて大きく、そして手と体は柔軟にするとできる事、細かい音符を粒を揃えて規則的に弾くとヴァイオリニスト達はつらい事、slur. がかかる始めの音は柔らかくとる事、staccato. とはその前と後ろの音をとめる事、cresc. する際は緊張しないで広い世界へゆく事、pianoでも音楽は生きて進んでる事、ホールの響きを考えて音価分伸ばさない事もある、などなど弦の世界から学ぶことは無限大にあります。
晩年の傑作、"大公"を弾けるのか引き受ける前に楽譜や音源をチェックし、あまりの大作にビビっていましたが、元NHK交響楽団の首席チェリストで大きな交響曲や弦楽四重奏など経験されてる木越先生は、"晩年のBeethoven.かわいらしいよ" と。Beethoven様、Beethoven大先生、これがBeethovenだ! というBeethovenに少し近づけている事に喜びを感じています。音楽は二度とこない尊い瞬間です。