失敗しないシャンプー選び
Hair&spa TRICO【ヘアーアンドスパトリコ】の公文です。
シャンプーはキレイな髪と頭皮を維持するために、トリートメントよりも重要なアイテムです。
シャンプー選びを間違えるとキレイにするはずが、逆に髪や頭皮をダメージさせる原因になったりもします。
大前提として、ノンシリコンシャンプーはなしです。
あれは髪を傷めます。
シリコンの代わりに植物油?が配合されてる物もあったと思いますが、植物性の油は少しずつ残留して、取れなくなるのでやめた方がいいです。
あなたがお使いのシャンプーは大丈夫?
今回はシャンプー選びで重要になる「洗浄成分について書いていきます。
ひとつに“洗浄成分”と言ってもジャンルだけでざっくり下の図ぐらいあって、ここからさらに枝分かれしていきます。
この後の詳細を参考に、ぜひシャンプーの背面に書いてある成分表示をチェックしてみてください。
※画像は「髪にドラマを」さんより
高級アルコール系
【洗浄成分名】
・ラウレス硫酸Na
・ラウリル硫酸Na
・ラウレス硫酸アンモニウム
洗浄力が強く、泡立ちもいいので脂っぽい方にオススメですが、敏感肌やアトピー性皮膚炎、乾燥肌の方には不向きです。
そうでなくても頭皮に赤み(炎症)、頭皮の乾燥(フケ・かゆみ)などのお悩みにつながってくることも。
この洗浄成分が入ってるシャンプーを使用して、頭皮環境が悪くなってしまったお客様もいらっしゃいました。
シャンプー後の指通りは良くないことが多い。
この洗浄成分がメインのシャンプーを使った後のトリートメントは、ノリが良くなるというメリットも。
個人的にはあまりオススメしない洗浄成分。
オレフィン系
【洗浄成分名】
オレフィン(C14-16)スルホン酸Na
こちらも洗浄力が強く、泡立ちが良いので、脂っぽい方にはオススメですが、敏感肌やアトピー、乾燥肌の方には強すぎて不向き。
そうでなくても頭皮に赤み(炎症)、頭皮の乾燥(フケ・かゆみ)などのお悩みにつながってくることも。
こちらも、あまりオススメしない洗浄成分。
石けん系
【洗浄成分名】
・石けん素地
・カリ石けん素地
・ラウレス-4-カルボン酸Na
洗浄成分が強く、泡立ちがいい洗浄成分。
脂っぽい方にはオススメですが、脱脂力も強いので敏感肌、アトピーや乾燥肌の方には不向きな場合も。
ラウレス-4-カルボン酸は弱酸性石けんのため、洗浄力は強いものの、低刺激なのでお肌が弱い方でも使いやすい洗浄成分です。
TRICOで販売している、頭皮環境を整えるシャンプー『アジュバン Re:ナチュラルシャンプー』にも含まれています。
※フケやかゆみがあった方が、これで改善された例もあります。
アミノ酸系
アミノ酸系の中のグルタミン酸系
【洗浄成分名】
・ココイルグルタミン酸Na
・ココイルグルタミン酸TEA
低刺激でマイルドな洗浄力。
髪の洗い上がり感はしっとりするけど、軽くて滑らか。
個人的にはオススメな洗浄成分。
アミノ酸系の中のアラニン系
【洗浄成分名】
・ラウロイルメチルアラニンNa
・ココイルメチルアラニンNa
洗浄力弱めで低刺激。
髪の洗い上がりはサラサラ。
こちらも個人的にはオススメな洗浄成分。
アミノ酸系の中のグリシン系
【洗浄成分名】
ココイルグリシンK
強めの洗浄力で低刺激。
髪の洗い上がりは、きしみが出やすい。
タウリン系
【洗浄成分名】
・ココイルメチルタウリンNa
・ラウロイルメチルタウリンNa
・ココイルメチルタウリンタウリンNa
適度な洗浄力があり、非常に低刺激。
ベビーシャンプーにも使われる成分で、敏感肌やアトピー、乾燥肌の方でも使いやすい。
洗い上がりも良く、ダメージ毛やカラーの色落ちが気になる方にもオススメ。
カラーシャンプー(ムラシャンとかアッシュシャンプーとか、そういうの)もこれがメインになってるのもあります。
ベタイン系
【洗浄成分名】
・コカミドプロピルベタイン
・ラウラミドプロピルベタイン
・ココアンホ酸Na
・ミリスタミドプロピルベタイン
マイルドな洗浄力で、低刺激な成分。
ベビーシャンプーやダメージケアシャンプーの主成分にも。
他の洗浄成分とmixして、調整されている物も。
軽いけど保湿力があり、洗い上がりはきしみにくい。
TRICOで販売している『COTA アイケアシャンプー』の洗浄成分がこれ。
アイケアは厳しいオーガニックの審査も通ってるシリーズ。
環境にも優しい洗浄成分です。
こちらも個人的にはオススメな洗浄成分。
まとめ
詳しく書くともっと文字数増えて、読みづらくなるので、できるだけ簡単にまとめてみました。
洗浄成分は、シャンプーの背面の成分表示の上位に表示されています。
1種類だけじゃなく、2〜3種類配合されてる場合もありますので、お使いのシャンプーをぜひ見てみてください
洗浄力が強いとトリートメントが剥がれやすくなったり、色持ちが悪くなったり、髪や頭皮が荒れたりします。
「洗えれば何でもいい」とか、
「香りがいいから」とか、
「ネットや友達の口コミが良かったから」とか、
そんな理由でシャンプー選んでると美髪にならないどころか、痛い目をみることにもなりかねません。
東洋医学では女性は7の倍数、男性は8の倍数の年齢で身体に変化が現れることが多いそうです。
女性なら、これまで合ってた化粧品が急に合わなくなったり、物足りなくなったりする場合もあるようです。
身体の変化は髪にも影響してきます。
これまで合ってたシャンプーが合わなくなることだってあると思います。
「ずっと使ってるから大丈夫」ではないってことですね。
できればシャンプーは自分で選ぶのではなく、しっかりと知識のあるプロの美容師に選んでもらいましょう。
最後に、シャンプーが合っていない場合の簡単な判断方法をお伝えします。
かゆい、フケ、髪がギシギシにきしむ
これはシャンプーが合ってないことによる、身体からの危険信号と思っておいてください。
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