「大会」の存在意義
どうも、Junです。JTTF(Japan Top Trick Federation)で代表として大会を運営しています。2022年の3月に第一回を迎える予定です。
この記事でいう「フリースタイル」「フリースタイル演技」は、音源を自分で用意し、演技を行うもので、フリースタイルバトルなどとは異なります。
さて、そもそも大会を主催するに至った経緯ですが、
・世界大会でしかフリースタイル演技を競えない
という点です。
日本には2013年より、日本こままわし協会が開催している全日本こま技選手権大会が喘いますが、これは規定技の成功率を競う大会であり、フリースタイル競技を行うものではありません。また、規定技の成功率を競う大会とフリースタイルで優劣があるといったことも考えていません。
しかし、日本でフリースタイル演技で競いたい人が、現状世界大会に行かねば競うことができない、という状況は望ましいものとは言えません。
大会の開催タイミング
フリースタイルの大会を開催しても、選手のレベルが低ければ開催してもしょうがない、といった趣旨の意見をいただくことがあります。
これに関しては、タマゴとニワトリの話だと思っているので、どちらが先が良いかという話よりも、先に始まった方が結果的に良いという話だと思っています。つまり、選手のレベルを待っていても大会は開催されないですし、大会の開催をただ待っているだけでは選手のレベルも上がらないのではないでしょうか。また、「選手のレベル」というのはどこで判断するべきかという話にもなっていきます。
「選手のレベル」
例えば、審査基準が作成されたならば、その審査基準において点が取れるかどうかで選手のレベルをとりあえず測ることができます。しかしそういった基準がない状況では何をもってレベルを測るのでしょうか。
もちろんJTTFの審査基準が絶対的なものではないと思っています。時代によって新sな基準を変えていくつもりですし、また部門分けも行っていきたいと考えています。審査基準によって良いかどうかが決まる、ないし数字で出るためにわかりやすい以上、大会が併立して、多くの人が、さまざまな大会で、さまざまな審査基準で審査されれば良いと思っています。評価するときに、一つの基準だけで考えるのではなくて、もっといろんな面から判断するべきものではないかと思っています。
自分の出たことある大会や、自分が点数が取れる審査基準において、選手の得点率が低いからといって「選手全体のレベルが低い」と決めつけてしまうのは非常に短絡的かと思います。
「選手のレベル」を上げたい
これは僕の方針ですが、自分が競技者として世界大会に出ている以上、周りの選手が強い方が燃えます。したがって、個人的にトリックリストを作成して、自分達が寡占している技術、トリック、ストリングなどの事情をどんどん公開していこうと思っています。
「大会」にこだわる理由
「勝ち負けが全てじゃない」「負けた人がいるとかわいそう」「みんなすごいってことで良いよね」という考えに、僕は反対です。しかし、そう考える人が一定数いるのは事実d寿司、そういった考えを否定してはいません。
ただ、同じように「勝ち負けが重要だ」「負けた人がいるのは当然だ」「優劣をつけるべきだ」という人がいるのも事実です。
前者の考えを持っている人が、後者の人に考えを押し付け、反対するという行為に意味があるとは全く思えないです。正反対の考えの人同士が仲良く暮らしましょうなんてことは言わないですが、住み分けが大事だと思っています。お互いの考えを侵害しない、これに尽きると思います。
その上で、僕が大会にこだわる理由は「勝ち負けが大事だから」と思うからです。もちろん一回の大会で、一つの審査基準で選手感の優劣が全て決まるわけではない。しかし、1位を取るということ、審査基準に沿って練習をすること、目標を持って練習することが僕は大事だと思っています、それを実現するために最も効果的な方法が「大会に参加する」ということだと思っています。そしてフリースタイルの大会が国内になかったので、主催することにしました。
目標は何でも良い
目標を持って練習することが大事だと前述しましたが、この目標が大会でなくても良いと思っています。僕が大会が好きなだけで。
例えばトリックの習得、大会に参加すること自体、親に子供に見せたい、モテたいなど理由はいくらでもあります。そんな中で、大会を目標にしたい人が、大会がないことで目標を持てないのは困るなぁという気持ちです。
「大会」以外の楽しみ方
僕は大会に楽しみを見出す人種ですが、別に大会以外全く楽しくないというわけでもありません。練習会や交流会、何気なく誰かと一緒に練習している時間も、楽しめる人種です。
JTTFも大会主催以外にも、交流する場を作成することも目標にしております。また大会以外の企画もしっかり練っていきたいですね。