発熱外来の仕方

2022.03.03 00:00

あすみが丘耳鼻咽喉科です


発熱外来にも何パターンもあります


うちはひたすら真面目にガイドライン通り診察、検査、治療をやってますが、それがいいとも限りません

他のパターンとしては


・検査、診断だけ

これはPCRを自施設で持っているので、結果が早くでる、が10000とか20000円とかしたり自費だったり診断書もお高いのかな?(うちは商業主義的なのは嫌なので保健所にお願いしています、そうすると2日程度かかります)

処方をしない場合、その患者さんの症状楽にならないんではないのかなぁ、、と心配です。

なんなら、そこで診断を受けて、薬をもらえなかったからうちに処方をもらいに来ます、、、


・コロナ扱いしない

もう検査をしない。しなければコロナ陽性とならない。感染者とならない。処方はする。

医師が診察して、これはコロナではないから検査はしない、と言う。

なるほど、と思いました。違う方法でコロナ患者数を減らしているわけです。

コロナ陽性なら公費になるところならなかったり、コロナなのにほっておかれるから他に感染させます。ラゲブリオなどの適応であってもコロナじゃないことにされてるから処方されません。

この場合も、患者さんがまともだと、本当にはコロナかも?と、うちなど他の発熱外来を受診します。


どれがいいとも限りませんが、、

皆様はどの発熱外来を選んでしまうのか

少し心配です

色々な思惑、やり方があるのだろうなぁとおもいます


コロナ陽性、感染者になると療養があるので、陽性になりたくない人は、検査を避けるんじゃないかなぁと思います

でもそうすると、周囲に感染させます


コロナが終わらないのは仕方がないことかもしれません

経済と感染制御は相反しますし

自分の症状さえ軽くすめば、給料を減らさずに社会活動ができます


すでに発熱外来は件数的にいっぱいいっぱいなので、まじめに全員受診されたら間に合わないのが目に見えます


千葉では抗原キットの配布を有症状者に条件付きで行うようです

これは発熱外来の負担を減らしてくれそうではありますが、うまく皆さんが利用してくれればよいなあと思います


コロナに負けずに頑張りましょう

記 市川英樹

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