何もできなくはない。
Naoyaです。
北京での冬季オリンピックが終わった途端に、まさかの戦争が勃発。テレビのニュースでは悲惨な現状が連日報道されていて、いろんな論争も飛び交う中、さまざまなことを考えさせられます。
「何もできない自分がもどかしい」
そう思っている人もいると思います。ですが、どうにもできないことで鬱々とするのではなく、目の前にある自分のやるべきことをしっかりやること、自分の身の周りの人とわだかまりなく調和を図ることに専念することが大切だと思います。それが一番身近でできる世界平和に繋がるアクションだと僕は考えています。もちろん生活に余裕があるのなら、募金をするのもいいでしょう。要するに、何もできなくはないんです。
戦争もそうですし、個人と個人レベルの諍いもそうですが、自分から程遠い場所や無縁だと思っている世界のどこかで、人と人とのいざこざが起きているとき、その影響は何かしらの形で自分の元へもやって来ると思っています。それは人が人と繋がった先にまた別な人が繋がり、そのまた先にも別な人との繋がりがあって、この世界で網の目のように延々と自分のところまでひと続きで繋がっているからです。網のどこかで歪みや捩れが起きると、まったく違うところの方まで引っ張られてしまいます。もしも自分が引っ張られそうになったとき、そこに影響されたり振り回されることなく、自分は自分のミッションをしっかりとやり遂げて、ニュートラルでクリーンな状態を保っておくことが必要です。歪みの連鎖に加担しないことが大切だと思っています。
たとえば。ある人が怒りを誰かにぶつければ、ぶつけられた人も行き場のない怒りをまた別な人に怒りとしてぶつけて、そしてまたそのぶつけられた人も別の人にぶつけて…みたいなことが続いていく連鎖に巻き込まれないよう、変な振り回され方をしないようにすることがとても大切だと思うのです。自分や自分を取り囲むささやかな世界を平穏にしておく。そうすると今度は逆に、そういった平穏が人を伝っていくと思っています。TwitterなどSNSの使い方も考えた方がいいでしょう。
今日は二十四節気の3番目、啓蟄(けいちつ)です。冬眠していた虫たちが土から出てくる頃というタイミング。自転車を漕いでいたら暑く感じて少し汗ばむくらいになってきました。そろそろ重いアウターもいらなくなりそうです。気分が重くなりがちな今日この頃。自分のささやかな世界を楽しく平穏にしておくよう、気持ちを切り替えていきましょう。