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kojinkai

ガッツポーズの進化形。

2022.03.04 01:00

小学生の、表情豊かな学び。

満点を取れた時の喜び。

見ていてこちらも爽快です。


しかし、学年が上がると

その姿は進化してゆきます。


満点をとりたくて仕方ないから、

授業をとにかく正しく

理解したいという姿勢。

自分の中に正しい論理を

詰んで武装しようという

極めて正確な理解に

辿り着こうとする姿勢。


学年が上がるほどに

授業時の、精神状態の深度が

高まっていくのが分かります。


原体験として、

満点をとるという

小テストの積み重ねによって

得られてゆく感覚です。


これくらいでいいや、とか、

分からないから手を

止めておこう、とか、

そんなことがあればあるほど

その感覚から遠のいてしまいます。


ガッツポーズは、変化への

軌跡の一つなのかなと。


特に4年から5年の過渡期に

それは見られ、6年スタート段階には

完成していくように思われます。


だから、少なくとも中学受験は

5年から。理想は4年から。

こんなことを塾側は謳います。


商業的な判断ではなく、

中学受験生の態度育成として、

4年から5年の間に

そのような性質をしたためてゆくのは

重要なことだと考えます。


ということで、4年生、5年生は、

なんとしてでも毎週の小テストを

満点にする、小さなことから

完成形を紡いでゆく、

そんな毎日の連続を

大切にしましょう。


結局大切なのは、小テストです。

日々の積み重ねです。

それは、実力チェックの

タイミングなのではなく、

自分への自信を積み上げ続ける

ファクトの積み重ねなのです。


親御さんや指導者である私の思う

小テストの位置付けと、

子どもにとっての小テストの

位置付けは根本的に異なります。


上の学年に上がるほどにパフォーマンスを

上げる子は、全て小テストに手を抜かず

満点をキープしてきました。

漢字に至っても、全て。


これが最も伝えたいことです。

学習は、できるというファクトの

積み重ねにより自信を強化し、

次に挑む原動力にする

ゲームに近いかもしれません。


だから、今、このターム、

この週にこそ頑張り、

その週のテストを

満点に仕上げるのです。


やることは、それくらいで

結構です。

新しいことは大抵不要です。

成績を上げるのは、

そんなに難しいことでは

ないのです。