ヘッドホン出力を聴き比べてみた
こんばんは。
予告通りヘッドホン出力音質ランキング~。
1、Apollo Twin USB
2、FireFace UFX
3、DA-3000(FireFace UFXからデジタル出力をDA)
4、Audient NERO (DA-3000からアナログ出力)
エントリーは以上の4つ。
使用したヘッドホンはAudio Technica ATH-M70x。
M70xの特徴としては、超絶!音が近い・・貼り付いたような音像。
解像度には定評のあるヘッドホンです。
順番に感想を述べます。
1、久々にApollo Twin USBの音を聴いたけど好印象。
音像全体の見え方は自分好みでした。
ただし、センターが両サイドに圧迫されてる感じもする。w
RMEと比べると音が団子と言われる所以をヘッドホン出力にも感じました。
それと解像度が他の機種と比べるとわずかに劣るかも。
2、普段使ってるUFX。
比べて見るとUFXはやはり音像が大きい。
そしてそれは、貼り付いて聴こえるM70xとは相性が悪いように感じます。
細部を見る分には良いけど全体を見渡しずらい感じ。
しかし許容範囲内です。
3、これまでDA-3000のヘッドホン出力は試してませんでした。
傾向はやはりスピーカーで鳴らした時と同じでした。
UFXよりも全体が引き締まって聴こえます。
人によってはごちゃついてると感じこともあるのかなぁ。
M70xと相性が良いと思うし、自分は好きです。
4、NEROのヘッドホン出力は他の3つと毛色が違います。
一言で言うとクリーンじゃない。
スピーカーの時も感じた謎のサチュレーション感は健在でした。
ヘッドホン出力は4つありますが、フロントの1系統がモニターグレードの出力。
リアの3系統はプレイバック信号用の出力です。
ちなみにリアの音質も確認しましたが、謎のサチュレーション感はありませんでした。
そして低域がロールオフしてるっぽい。(用途を考えると納得)
モニターグレードの出力に話を戻すと、全体がウェットな感じというか、
兎に角聴きやすい、耳が疲れなさそう。ヘッドホンと相性が良い。解像度も申し分ない。
その代わり謎のサチュレーション感が気になる。
比べちゃったもんだからめちゃくちゃ気になる。w
以上が感想でした。
順位を付けるならば、、1位NERO 2位DA-3000 3位UFX 4位Apollo Twin
こんな感じかなぁ。
UFXとApolloは同率くらいです。
というか、ぶっちゃけどれでもいい。(オイ
どれを使っても作業に支障は無さそう。
ということで!
自分はこれまで通り、RMEのヘッドホン出力を使うことにしました!www
理由はシンプル。音質が全てじゃないんですよ。
NEROには致命的な欠陥がある。
なのでNERO以外から選ぶならTotalMixFXの使い勝手が良いUFXが筆頭になるのです。
NEROの致命的な欠陥と言うのは、「ポン」があるんですよ。
サウンドハウスにこんなレビューがありました。
「ヘッドフォンを繋いだまま電源を入れると激しいショックノイズが出ますが、仕様だそうです。」
我が家でも同じ現象が発生しました。
ボリューム最小にして尚「ポン」でした。
ヘッドホン壊れるだろ!ってことで即UFXに繋ぎ直しました。w
ちなみにスピーカーではそのような現象は起こりません。
これ致命的だよねぇ。(仕様だという回答があった事にさらに幻滅)
あと、NEROは味付けのないクリーンな音質というレビューが多いけど、
ついでにそこにも異議を唱えておく。
ヘッドホンアウトの音質が違う所から察するに、意図してやってると思うんだよね。
良い音に聞こえるような味付けを。
音質は確かに良いと思うし、嫌いじゃないんだけど
出来れば味付けは要らないって感じ。
正直に言ってNEROは「お勧め出来る機材」から「お勧め出来ない機材」に格下げかなぁ。
と言う忖度なしの話です。
ちなみに個人的には、それらの不満を踏まえて尚NEROに満足してます。
ヘッドホンアウトに関しては、UFX使えばボタン一つで切り替えられるので問題ないし、
謎の味付けもMA1でほぼ気にならないので音質的にも満足できる。(苦労させられたけど)
サイズ的にもこれ以外の選択肢は自分にはないし、ルックスも好き。w
この価格で豊富な入出力、ルーティングは大きな魅力です。
NEROを購入検討する人は不具合や特徴を把握した上で決断するようにしましょう。b