太初(はじめ)に言(ことば)あり、言は神とともにあり、言は神なりき。
『成幸の法則2022』3.4
Vol.2045
太初(はじめ)に言(ことば)あり、言は神とともにあり、言は神なりき。
<ヨハネの福音書>
「私がこんなに心の底から思っているのに、どうして分かってくれないのだろう」
「ずっと前から考えていたのに、何故氣付いてくれないのだろう」
こんな風に、自分の氣持ちや心を察して欲しい、わかって欲しいと思ったことはありませんか?
しかし、どんなに強く思っていたとしても、それが「言葉」にならない限り、相手には伝わりません。
これは、どんなに親しい家族でも、友人でも、仕事仲間でも同じです。
また、いじめのような嫌がらせも同じです。
心の中では「絶対に止めて欲しい」「ホントに嫌だ」と思っていても、言葉に出して「止めてください」と言わない限り、それはずっと続きます。
口に出さなければ伝わらないのです。
目は口ほどに物を言う。こんな言葉もありますが、実際の言葉には敵いません。
また、言葉に関してはこんな解釈もできます。
成幸のためには、自分自身の「無意識」をコントロールすることはとても重要なことです。
その「無意識」という真っ暗な巨大な空間を、「言葉」がサーチライトのように照らし出し、照らされた部分が「意識」になる、というイメージです。
ですから、「言葉」は成幸の鍵を握るということ。
「無意識」の中には、無限大のエネルギーが無秩序に渦巻いています。
「意識」は「言葉」によって整理されています。
「言葉」は、自分のルールに従い、秩序だっています。
だから「意識」は論理的、理性的、合理的なものになります。
言語を司る左脳が管理しています。
「無意識」は右脳が管理し、見えない力(宇宙のエネルギー)と直結しています。
その「無意識」の中に、可能性、希望、肯定、夢、愛を言葉で埋め込むのです。
そして、「無意識」と「意識」を一体化できた時、成幸の扉が完全に開きます。
私たち日本人の言う「言霊」という概念は他の言語には見当たりません。
私たちの住む日本は、「万葉集」の中で、「言霊の幸わう国」と表現される国なのです。
成幸コンシェルジュ
ひとみ幸お