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Salon No.5 Berlin

セルフ エクササイズ テラピー

2017.11.19 11:57



腰痛、肩こり、首、背中、膝の痛み、そして身体全体の疲労感、自分で治しませんか?



セルフエクササイズテラピーでは、動きの回路を増やしイマジネーションを鍛えることによって、身体の潜在能力を引き出します。

合気道 (胴体トレーニング) のアイディアから胴体 (骨盤と肋骨) の「反る・丸める・伸ばす・縮める・ひねる」5つの方向の動きを身につけることで、本来人間が持つ合理的で、効率的な動きを、”フェルデンクライスメソッド”のアイディアから脳・神経回路に働きかける練習を重ねることで、身体と精神の広がりと自由、発見の面白さの体験を増やします。精神面でもとても難しく思われていたことが、楽になっていることに気づいていきます。この2つの視点から、身体をほぐし、胴体本来の動きを取り戻して、四肢を解放します。怪我を予防し、地にしっかりと足をつけた身体に整えます。




「今までと同じ動き方や歩き方をしていたらいつまでも同じことが続く。動きのパターンは変えられる」


「一度もマッサージや整体には行っていません」

                                   多田汐里 


こんなことに役立ちます:

荷物を持つ時、足取りの軽さ、階段の上り下り、台所での所作、長時間椅子に座る…などの日常の動きから、肩こり腰痛などの慢性的な痛みの解消、慢性的な緊張状態の緩和、スポーツの技術の向上まで、生活や仕事、人生をより豊かに快適に生きることを助けます。




セルフエクササイズテラピーが目指していること:

目に見えることや、今考える常識に捉われず、常に感覚とイメージを大切にしていきます。

過去に身につけてきた運動や思考のパターン(癖)から、身体と心を解放し、自らが決めてきた「常識」を覆します。身体の感覚を鍛えながら、身体へのイマジネーションを豊かにすることによって、怪我を予防し、また克服していきます。

身体は一生付き合う大切なかけがえのないもの、そして一人一人違うもの。だからこそ他人任せにせず、自分の手で身体の感覚を育てることを優先にしていきます。骨盤を大きく動かすことでエネルギーを生む力を養い、肋骨を動かすことで肋骨と背骨をふわふわと柔らかくし受け止める力をつけ、思考と身体(筋肉)を柔軟にします。

子供の頃に感じていたような素直な運動感覚を鍛え、自分で自身の身体を動かすことで、自立した人生を創造していきます。 一見簡単にみえる一連の動きの中に、深い叡智が内在しています。



腰痛はサヨナラできるの?:

骨盤を本来の位置へ立ち上げ、身体の長さを取り戻した位置での動きのパターンを増やすことで、これまでの余分な筋肉の緊張状態のパターンを辞めていきます。そして骨盤本来の動きを取り戻すことで、必要な腹筋と背筋のバランスを自然な状態に整えていきます。




四肢(手首、肘、膝、足首など)の痛みはどうして起きるの?:

どんな小さな動きでも体全体で参加できれば、痛みを伴うことはありません。私たちは生活の中で腹筋や肩、首、肘など様々な部位に、心因の無意識の余分な力のパターン(癖)を身につけています。それが四肢本来の動きの邪魔をして怪我や痛みへと繋がっていきます。伝達されるエネルギーを遮断し、動きそのものを辛い経験として認識を歪めているのは私たち自身の運動・行動パターンです。骨盤と肋骨の動きを取り戻すことで(身につけることで)動きのエネルギーを素直に流し、身体全体で受け止め、怪我や痛みを防ぐとこができます。骨盤・肋骨と四肢の関係を理解し、それぞれの部位の動きの幅を取り戻します。




筋肉の張りや痛みは改善できるの?:身体の機能の中で、働きの弱い部分が遅れを招き、結果筋肉を引っ張り痛みを起こしている、動かないまま固まってしまっている、運動に目覚めていない筋肉があり、太ももやお尻、肩などの大きな筋肉で運動を補い張りやコリになっているなど、このような症状は改善できます。




即効性はあるの?:今行う運動がすぐに効果として実感できるものは少ないかもしれません。今の動きの思考回路や思い込み、脳の思考のパターンは何十年もの時間が積み重なったもの、そのパターンが変わるにはそれなりに時間が必要です。まずは自分のパターン(癖)に気づくこと、その気づきがそれまでの常識を覆す力となり、動きの練習が様々な角度から実を結び始めます。そして日々の暮らしにも気づきを与え、日常の動きが少しづつ変化していきます。





胴体トレーニングとフェルデンクライスを始めたきっかけ:

2009年、右膝の半月盤を損傷し、手術しました。リハビリを懸命にしました。ところが手術から半年経っても膝には違和感があるし、歩くと痛いのです。手術の前の私は、身体も硬く、誰の話も聞き入れられず、素直に心が開けない自分、心が本当に求めていることにも気づけませんでした。でも一生懸命でした。たくさんのレッスンに通い、整体やマッサージ、針に通ってたくさんの時間を使いお金を払っていました。愚痴も多くて、進みたいのに言い訳ばかりしている自分がいました。手術後の痛みが気になったので病院で再度MRIを撮って説明を受けると、損傷が大きくなっている、痛みから解放されるにはもう一度手術するしかないと言われました。一度は再手術をすると決めたのですが、不安ばかりが募りました。ずっとこのまま同じことを繰り返すのか…?ずっと病院通い…?これが望んでいるお金の使い方…?そんな時、フェルデンクライスを教えている友人から「今までと同じ動き方や歩き方をしていたらいつまでも同じことが続く。動きのパターンは変えられる」と教えられました。この助言に基づいて、二度目の手術を辞め、動きと脳のシステムに注目して動きのパターンを変えることで怪我を克服することに決めました。それからは自分の身体との気づきと思考の変化の経験を増やす「自力運動療法(セルフエクササイズ)」で怪我と向き合いました。この後、一度もマッサージや整体には行っていません。結果、現在でもダンサーとして活動し、怪我の前より身体がよく動いて柔軟性も上がったことで、自身の表現が豊かになりました。私が本来持っていたパワーを発揮できるようになったことで踊りや表現が楽しくなりました。また人生においても心が本当に求めているものも気づいて受け取れるようになりました。自分に対しても周囲に対しても素直になれたことで愚痴も無くなり、環境も変化しました。それが自己運動療法を通して私が手にしたかけがえのない財産です。




セルフエクササイズテラピーは個人セッションです。あなたの身体の状態や悩み、目的に合わせたメニューを一緒に作っていきます。 


1セッション:2時間(カウンセリングとエクササイズ)、完全予約制

必要なもの:動きやすい服装、バスタオル、筆記用具

料金:100€

予約・質問:shiori.tada@gmail.com





講師:多田汐里 

振付家・ダンサー、パフォーマー

日本女子体育大学舞踊学専攻卒業。

2012年にベルリンに移住。2014年、横浜ダンスコレクションEXでイスラエル・スザンヌ・デラール・センターよりテルアビブ・横浜文化交流賞を受賞、2016年に赤レンガ倉庫で単独公演を行う。近年はサール・マガール、ベニー・クラエッセンス、コンスタンツァ・マクラスの作品で踊っている。