魚に呑み込まれた預言者とキリスト。

魚に呑み込まれたヨナは、システィナ礼拝堂の正面、預言者仲間たちの中で一番いい場所を占めている。実はヨナはキリストと結びつけられる。3日後に魚の腹から出られたことが、キリストが死の3日後に復活することの暗示(予型)である、というわけです。

（ミケランジェロ「預言者ヨナ」、1508-1512年、ヴァチカン、システィナ礼拝堂）

（ティントレット作「キリストの復活」1579-1581年、ヴェネツィア、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・ロッコ（聖ロクス大同信会）、5.29×4.85ｍ）