LIP FLEXIBILITIES:柏林(BAI LIN)/レッスンで使っている教則本
トランペットの基礎練習メニューはいろいろありますが、中でも音域変化コントロールを身につけるリップスラーは必須項目です。常にたくさん取り入れていきたい練習ですが、そのパターンって意外に思いつかないものです。気がつけばいつも同じパターンばかりを行っていることも多いです。
リップスラーに特化した教則本と言えば、C.コリン著「Advanced LIP FLEXIBILITIES」が有名で、レッスンでもレベルの高い方を中心に使用しています。この教則本についても以前このブログに書きましたのでよろしければご覧ください。
今回ご紹介するのは、このコリン氏の本とタイトルがとても似ている「LIP FLEXIBILITIES」というリップスラー教本です。表紙には「連音練習」と書いてあります。著者も「柏林(BAI LIN)」と書かれているため、中国の方なのかな、と思います(すいませんあまり理解してなくて)。
この教則本は東京音大吹奏楽アカデミー専攻で講師をされている同僚のホルン奏者、石川先生に教えてもらったのですが、今までやったことがないリップスラーパターンがたくさん書かれているので、自分自身も興味深く使用していて、レッスンでも使っています。
赤の表紙のコリン著の教本は隣り合う倍音を一息で長く広く演奏することを課題をしているパターンが多いのですが、柏林著の教本は1オクターブなど広い音程を途中の倍音を飛び越えて演奏する楽譜が多いです。急激な音域変化をどのようにコントロールするか。それが課題になっているため、リップスラーの応用練習といった感じでしょうか。
リップスラーの練習は様々なパターンにチャレンジすることが重要です。そのために、たくさんの教則本を参考にして、毎日のウォームアップではこれを、基礎練習の最初はこれを、そして発展的な練習に使うものをたくさん用意しておくと良いと思います。
みなさんも興味がありましたらこの教則本、ご覧になってください。
講師をしているプレスト音楽教室では、生徒さんのレベルに合わせて教則本を変えています。今の自分がどの程度のレベルの教則本を使用すると良いか、どんなことを重点的に練習すると効率的か、そうしたこともレッスンを受けることで明確になります。
無料体験レッスンを随時募集しておりますので、お気軽に教室へお越しください。以下のリンクはトランペットクラスのページです。そこから体験レッスンのお申し込みフォームへ進むこともできます。
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荻原明(おぎわらあきら)