🌸ブログで読む『ただいま大須商店街⑫-後編-』~ 大須商店街~ 2022.03.11 07:25 世界的建築家フレデリックに「ここは小さい浅草と言ったところでしょうか…」と言われた、大きな危機を幾度となく乗り越えてきた「大須演芸場」。同じ"電気街”と呼ばれた「秋葉原に似ていますね」と言われた「メイドカフェ」。「原宿や下北沢みたいですね」と言われた、大須を支える文化の一つである「古着屋」。その度に、「それとは違います。」と笑顔で首を振る久美子でした。 🔶前回までのお話🔶 🌸ブログで読む『ただいま大須商店街⑫-前編-』~ 大須商店街~ 古着屋を出て…再び、大須商店街の町を歩く久美子とフレデリック。 そして、久美子とフレデリックはオスマンの店に着いた。こんがりと美味しそうに焼けたケバブ。オスマン「どうぞお待たせしました~!」フレデリック「(眺めて)ケバーブ…。トルコ料理ですか…。」久美子「(頷いて)」 フレデリック「(久美子に)"大須"の名物料理は?」久美子「世界中の料理。 それも、庶民の味が楽しめるのが大須の特徴です。」オスマン「…」 フレデリック「(食べて)」久美子「…!」オスマン「これが"トルコ"の伝統的な味ね~!」 久美子「…」フレデリックは微笑んで久美子にグーと2回サインを送った。 オスマン「うんうん、うんうん」 オスマンの嬉しそうな顔。久美子も胸の前で、小さくガッツポーズをしました。 次は、優太のもう1人の友だちツーミンのお父さんが営む”台湾名物屋台”へ向かった2人。久美子「ありがとうございます!」リーさん「どうも、ありがとうございます!」 久美子「どうぞ~!」フレデリック「Oh!Thank you.」久美子「周りを見て下さい。」フレデリック「…」久美子「みんな、食べ歩きながら楽しんでますよね~?」 少女「おいしいね~?」 フレデリック「そうだねぇ…」久美子「大須は"食べ歩きの文化"が根付いている街なんです。」 久美子「180軒ある飲食店のうち、テイクアウト出来るお店は約半数…。」フレデリック「…」久美子「お客さんのマナーも根付いていて、ゴミのポイ捨てもありません!」 フレデリック「じゃあ、私も…食べ歩くとしましょう。」久美子「はい!」 洗濯物が翻る細い路地。 ランドセルを背負った子どもたちの「わぁー!」という声が響いて来ました。 フレデリック「…」久美子「この商店街は1階が店舗で、2階を住居として暮らしている方がいらっしゃいます。」フレデリック「…」久美子「商売と生活が密着している街なんです。」フレデリック「……」久美子とフレデリックは家の軒先で立ち話をしている女性たちの横を、通り過ぎました。 そしてそんな長屋の近くには、昔ながら銭湯があります。 風呂桶を置く「カターン」という音が、浴場の中に響きます。大輔「ぷはっ!はぁぁぁぁぁぁ~」フレデリック「…」大輔「気持ちええ!」 フレデリック「……」大輔「あ…」 大輔「あ─。お…あ、ん。え~ミスターフレデリック?」フレデリック「?」大輔「今の流行りは色んな風呂があるスーパー銭湯ね…」フレデリック「…」 大輔「それで…名古屋にもある。」フレデリックは顔を拭いました。大輔「でも…。俺はやっぱ、ダチたちと一緒に入ってた、この…。ちっちゃな銭湯が一番落ち着くんだわ。何でかねぇ…」 隣りでは、優太、アリ、ツーミンが手で水鉄砲の飛ばしっこをし合って、キャッキャッとはしゃいでいました。 商店街のおじさん「兄ちゃん!その気持ち分かるよ。」大輔「…!」フレデリック「…?」 大輔「ね~!」フレデリック「……」周りを見渡して、フレデリックはまた、顔を拭った。フレデリック「ああ~…」 大輔「(暖簾をあげて)ブリーズ!」フレデリック「ああ!Thank you…」フレデリックの後ろに付いて、子ども達も飛び出して来ました。 久美子「最後は、"とっておきの場所"へご案内します!」フレデリック「そうですか!」 フレデリックは頷きながら久美子と大輔に微笑みました─ 🔶ロケ地情報🔶🍗李さんの台湾名物屋台 本店住所:〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目35−10TEL:052-251-8992営業時間:月曜日 12時00分~19時00分火曜日 12時00分~19時00分木曜日 12時00分~19時00分金曜日 12時00分~19時00分土曜日 11時00分~19時00分日曜日 11時00分~19時00分定休日:水曜日 あらためての説明は不要かもしれませんね‥テレビでも頻繁に紹介されている「李さんの台湾名物屋台」🤩大須には、ここ本店と第一アメ横ビル隣メガタウン内の新天地通り店と、万松寺に近い大須店の3か所あります。ドラマのロケが行われたのは本店。いつも行列が出来ていて、写真撮るのがなかなか大変でした💦 【李さんの台湾名物屋台】李さんの台湾名物屋台では台湾本場の唐揚げの味を屋台感覚で味わえます。 ♨️仁王門湯住所:〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目37−20TEL:052-241-2658営業時間:月曜日 13時00分~22時00分水曜日 13時00分~22時00分木曜日 13時00分~22時00分金曜日 13時00分~22時00分土曜日 13時00分~22時00分日曜日 13時00分~22時00分定休日:火曜日 めちゃくちゃ熱い最中に行った仁王門湯💦ですが、汗を流せて、さっぱりとしてすっごく気持ちが良かったです😊替えの下着だけ持って、ひょいと入りましたが、番台に座っているおかみさんに声を掛けたら、無料の貸しタオルを渡してくれました。クーラーはもちろん、大きな扇風機が回っていて…定番のコーヒー牛乳やら入った飲み物のケースに、浮世絵のカレンダーと…。"昔ながら”が好きな人間にはたまらない場所。 定番の黄色い洗面器を持って、浴場に入ると、ご近所さん同士のお喋りに花が咲いていました。仁王門湯には通常の白湯が2つに、電気風呂が1つ。少し離れた場所に超音波・気泡風呂が1つ。そしてサウナとその横には水風呂と、ボディシャワーブースも1つあります。お湯の温度は高めなので…半身浴やお湯と水風呂と交互の入浴がオススメかもしれません。夏場だったけど、結構、身体中が凝っていたので、解れて、疲れも取ってくれました。。 🖥️FODで好評配信中~!🔗