有間ダム(ありまだむ)
いよいよ今回の旅、最後のダムになる有間ダムへやってきた。
山梨の深城ダムや東京の白丸調整池を巡って辿り着いたダムだ。
型式 :ロックフィル
目的 :洪水調節
流水の正常な機能の維持
水道用水
堤高 :83.5m
堤頂長 :260m
河川 :荒川水系 有間川
総貯水量 :760.0万㎥
ダム湖 :名栗湖 (なぐりこ)
着手/竣工 :1969/1985
やっと辿り着いたダムで衝撃の光景を目にすることになった。
駐車場にクルマを停めてダム管理所の方へ歩いていくと通行止めの看板が。
ダムカードの配布時間ギリギリの16時少し前に着いたのにこの先へは行けないのだろうか?
よく見るともう一方の看板にダム管理所までは行けるとでている。
「この先 落石 通行止」とでているが・・・とりあえず行ってみるか。
何やら異様な光景が見えてきた。
どういうことだ?
山が崩れたようだ。
落石のレベルではない。
門まで土砂が押し寄せている。
実際は門の中まで土砂が押し寄せたのだが、今は人の出入りができるようだ。
管理所の先には何事もなかったかのように道が続いているが、管理所の前の道は土砂で完全に塞がれており先へ行くことはできないようだ。
この部分の土砂が崩れ押し寄せてきたようだ。
管理所の方に話しを伺うと台風19号の影響で夜中に土砂崩れが起きたということだった。
当時、当直だった方は物凄い音を聞いたらしい。
明るくなって確認すると玄関の入り口付近まで土砂が押し寄せていたということだ。
人的被害はなかったということで不幸中の幸いであったが、一歩間違えればとんでもないことになっていたところだ。
このような光景はテレビで見たことはあるものの目の当たりにするのは初めてだ。
今回のダム旅はここまでだ。
青梅IC経由で帰路についた。