まちづくり会議に参加し、意見を述べてきました
センターは労働者のために建てられた施設
センターを残してまちづくりを!
3月4日、午後7時より西成区役所4階で行われた「労働施設検討会議」「公園検討会議」「福利・にぎわい検討会議」の現時点での「あらまし」の報告会がありました。釜合労は午後6時より、センターで配っているビラ「釜ヶ崎は星野リゾートや南海電鉄等の金もうけの犠牲になることを拒否します」を配布しました。釜ヶ崎医療連絡会議代表の大谷さんが忙しい中、応援にかけつけて来られました。報告会議が始まる直前まで西成区役所東側出入口前で情宣活動を行いました。お疲れ様でした。
さて、報告会の内容ですが、コロナ感染予防のため、リモートでの出席者が10人ほど、現地に結集した委員は5人ほどの異例な形での報告会でした。釜合労はいくつかの意見と疑問を投げかけました。なお、2月に行われた「公園検討会議」で釜合労は萩之茶屋中公園について「炊き出し等が可能な公園にしてください。また野宿している人達を強制排除することの無いよう強く要請します」と意見を述べてきました。
釜合労 センターは釜ヶ崎の労働者の労働、福祉の改善のために建設されたものです。耐震性に問題があるのであれば耐震工事をして使い続けてほしいです。 私たちはセンターを国の登録有形文化財として残し、これからもずっと使い続けるよう、大阪市、府、国に要望書を提出しました。賛同する人と共に署名活動を続けています。仮移転先の西成労働福祉センターの、跳ね上げ式の椅子。これは私も腰かけるのが怖い。うっかりしたら床に尻もちをつきそうになります。周辺にはプランターを置き、ごみの集積場まで作って、そこで体を横たえることができないようにしています。これらを見ても、新しくできる労働施設が労働者を排除した建物になることが容易に予想できます。センターは労働者のための施設。労働者を排除してのまちづくりには反対です。センターを残してまちづくりをすることを、今一度立ち止まって考えなおしてほしいと思います。
有識者T氏 そのような意見があることも受け止めて、議論を深めていきたいと思います。跳ね上げ式の椅子については確かに同感。危ないと思います。
釜合労 あいりん職安は求人開拓を引き続き努力するとの回答ですが具体的にどう努力しているのですか。
大阪労働局(国) 事業所を回っています。
釜合労 それでも求人がないのは、何が問題であると考えていますか
大阪労働局(国) 「求人は西成労働福祉センターに出している」と言われますので
釜合労 「そうですか」で終わっているのは無責任すぎます。西成労働福祉センターの求人は中間搾取をする手配師や人出し業者を紹介しているのですから。あいりん職安がピンハネのない全うな業者を労働者に紹介すれば、全国から労働者が集まってくると思うのですが
下記は釜合労がまちづくり会議に提出した回答書です。
回答様式
2月25日(金)午前中までにご回答ください。
西成区役所総務課 原あて(7階72番窓口)
電子メールta-hara@city.osaka.lg.jp
電話 06‐6659‐9943
ファックス06‐6659‐2245
【委員名:釜ヶ崎地域合同労働組合執行委員長 稲垣浩】
2022年2月25日
1,テーマ別検討会議からの報告について(いずれかにチェックしてください)
□ 意見なし ☑意見あり (ご意見の内容を記入してください)
① 総合センターの建て替えに反対します
② 今ある社会資源を有効利用すること
③ 総合センターを国の登録有形文化財(建造物)として残すこと
④ 総合センターを残して「まちづくり」すること
⑤ 強制排除はしないまちづくりをすること(特に野宿生活者に)
⑥ あいりん職安が仕事の紹介をすること
⑦ 大阪市は施設収容を改め、居宅保護を方針とすること
2,web説明会について{3月4日(金)午後7時から}
(いずれかにチェックしてください)
□参加しない ☑参加する
参加する方のみ記入してください
(1)参加方法(いずれかにチェック☑してください)
□自身のweb環境で参加する メールアドレス
☑西成区役所4階会議室に行く
(2)関心のあるテーマ別検討会議(関心のあるすべてにチェック☑してください)
☑福利・にぎわい検討会議
☑公園検討会議
スマホを持ってる人はユーチューブ「じいさん73歳。まだこれからやで」を見て下さい。視聴回数5461回になりました。
ユーチューブ「じいさん73歳、まだこれからやで」の視聴が3月6日現在、5461回となりました。釜ヶ崎の労働者が何をなすべきか、協力者が何をなすべきかをわかりやすく話しています。この動画もぜひ視聴していただきたいと思っています。「センターつぶすな」で検索できます。
「釜ヶ崎合唱団」(釜ヶ崎炊き出しの会編著 ブレーンセンター発行 2500円)ぜひ、読んでみて下さい。
「合唱団」と書名はついていますが合唱の本ではなく、通称釜ヶ崎のあいりん地区で日雇い労働で生計を営んでいた人たちの人生を綴った書でした。(略)最初の「池田さん」は「初代一条さゆり」として活躍された伝説のストリッパーの方の人生記でした。若い方はご存じないでしょうが、「一条さゆり」という方はファンからガソリンをまかれて全身大やけどを負いながらも一命をとりとめたというすさまじいできごとを乗り越えられた人です。釜ヶ崎におられたというのも初めて知りました。もちろん、その方の生い立ちを知ることもありません。インタビュアーとの信頼関係がないとここまで赤裸々には語れないというほどに、その方の生き様が詰まっていました。(略) 〈読者の感想文より抜粋〉
炊き出しを担ったくれた人たちに話を聞きました。ぜひ、読んでみて下さい。ご注文はブレーンセンターへ。(電話 06‐6355‐3300) 書店、アマゾンでも取り扱っております。また、図書館でも読むことができます。
今後のスケジュール
3月14日(月)午前10時
大阪地裁201号法廷
監視カメラ裁判 判決
3月18日(金)午後1時10分
大阪高裁別館73号法廷
住民訴訟控訴審 判決
2022年3月7日
釜ヶ崎地域合同労働組合・釜ヶ崎炊き出しの会・いながきひろし事務所
大阪市西成区萩之茶屋2‐5‐23 釜ヶ崎解放会館1階
電話(6631)7460
ファックス(6631)7490
釜合労のホームページhttps://www.kamagourou.com
E-mail info-kamagasaki@kamagourou.com