しあわせな世界
春一番。(だったと思います)
生暖かい強風が吹く三月のはじめ先週末、JR有楽町駅から徒歩五分ほど、壱番館三階『ギャラリー桜の木 銀座』で展覧会中の「UNDER50」展 日本の美、凛々と。を鑑賞してきました。
都内に向かうのは久々です。
なんだかんだと相変わらず人でごった返している土曜日。
道行く人たち、誰かと待ち合わせをしている人たち、装いも一気に春めいて、浮足立っているように見えました。
私の目的は、画家、田中みぎわさんの作品を生で鑑賞すること。
今回は亡き娘 有ちゃんと、その心友 奈美さんも心に伴って向かいました。
(どういうわけか展覧会前に、夢の中に奈美さんも登場してくれたので、一緒に行こうか!と、私の中では自然の流れにも感じましたので)
奈美さんのお母様にも後日お伝えしました。
おなご三人寄れば…なんとやら~ということわざにもある通り、一見ひとりの私ですが、心の中は(良い意味で)やかましく賑やかです。
移動中でも暇を持て余すことはありません。
展覧会場では、一枚一枚展示された作品について、わいわいがやがや対話しながら鑑賞。
(心の中で)
📷作品たちと田中みぎわさん
📹会場インタビュー
新作の中に、燦燦と輝く太陽を描かれた絵があり「おおおっ」と、皆(三人)で感想&対話をし合いました。
みぎわさんという媒介で描き出された太陽には、独特のやわらかさがあり、眩し過ぎず、ふんわりとこちらをあたためてくれるような。
画録に収められていた、しっとりと水分を含んだ木々の絵たちにもふるえました。
毛細血管のように緻密で繊細に描かれていながら、壮大な大自然の息吹も感じる、相反するイメージを一枚画に表現されるのは、みぎわさんならではの魅力なのだな…と、ため息も。
大変悲しい御縁、とはいえ、大切な亡き人たちが繋げたであろう様々なタイミングを経て、みぎわさんの生み出した世界に出会うことができて、私はしあわせだなぁと心底思いました。
『幸せ』であり、『仕合わせ』
(中島みゆきさんの歌にもありましたな(^-^)
明日は、いや一秒先にも、なにがあるかわかりませんが、この世での命が続く限りは、またみぎわさんの生み出す世界に出会いたいなと思っています。
📷ご覧の通り華奢な みぎわさん。
身長159の私が巨人に見えマッスル…(;´・ω・)オイオイ…
※特殊な遠近レンズ仕様で撮ったわけではございませんぞ。
夢はイラストレーターと語っていた有ちゃん。
美大へ進学、舞台芸術を学びたいと語っていた心友、奈美さん。
この日は、魂を☆プルプルっとふるわせてくれたかな。
私の心と共に。
◆自死遺族の集い