VRでアンコンシャスバイアスの気づきを促せるか。
こんにちは!
SDGsアドバイザーの大川沙耶香です。
本日3月8日は国際女性デーです!
そんな国際女性デーに先駆けて、3月6日に行われた「2022スマイルフェスティバル」☆
盛況のうちに終了することができました!!
参加してくださった皆様、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました☆
そして先週、私は「VRでアンコンシャスバイアスの気づきを促せるか。」
をテーマとしたオンラインセミナーに参加しました。
「アンコンシャスバイアス」とは「無意識の思い込み、偏見」のことで、
自分のこれまでの経験や人の属性をもとに、
「この人は〇〇な人」
「普通は~だ。」などと無意識に決めつけてしまうことに対して用いられます。
本題に入る前に、下の文章を読んでみて下さい。
さて、あなたはこの文章を読んで、何を思いましたか?
私は始め、「ん?何か複雑な事情があるのかな?」と思ってしまいました。
後から、この脳外科医は少年のお母さんだった。と聞いて
医者+高名+権威という言葉で、ついつい男性を想像してしまっていた自分に気づきました。
これこそまさにアンコンシャスバイアスですね。
ここで本題に入りますが、
先日のセミナーでは、「2歳の子供を抱えながら仕事をこなす女性」、「期限の迫った仕事をどうしても退勤後の女性に依頼しなければならない事情を抱えた上司」、双方の立場をバーチャルリアリティ(VR)を用いて疑似体験するという面白い取り組みが紹介されていました。
VRゴーグルをつけ、子育て中の女性、会社の上司、それぞれのアバターとして
ゴーグルの向こうに見えるオフィス、家庭を模した仮想空間に入り込んで、2人の立場を体験できるというものです。
現実空間での自分の動きと仮想空間でのアバターの動きが連動し、視覚、聴覚はもちろん、触覚までもが再現され、よりリアルな体験ができるようになっています。
テレワークを取り入れる企業が増える一方で、「家に居るんだから子供を見ながら仕事ができる。」という認識を持つ人も居ます。
実際、小さい子供を見ながら家で仕事をしようと思うと、仕事中に子供が「遊んで~。」と寄って来たり、椅子から立ち上がって転落しそうになっていたり、コップを落として飲み物をこぼしてしまったり・・・、こんな不測の事態で仕事を中断せざるを得ないこともしばしばです。
このように、家で子供を見ながら働く、リアルな体験がVR上でできるのです。
一方で、顧客に期限の迫った案件を頼まれ、その案件を取り扱うことができるのは子育て真っ最中の女性。
事情を分かっていつつも、どうしても仕事を依頼しなければならず、ため息をつきながら女性に連絡する上司。
そんな上司の立場の疑似体験もできます。
まだまだVRはなじみが薄いかもしれませんが、今後、教育、娯楽、仕事、様々な分野で導入されていき、一人一台VRゴーグルを持つ時代がやってくるでしょう。
多様性を認め合う社会を形成していくうえで、必要となってくる相互理解。
新たな技術の導入により、様々な人の立場に立ったリアリティのある体験ができるようになると、また新たな世界が見えてきそうですね!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました^^