『月亭秀都 路地裏落語会』観て来ました
令和4年3月9日
JR学研都市線放出駅徒歩3分レンタルスペースぱれっとさんにて月亭秀都さん落語会に参加して参りました。(UPが遅くなりました)
夫婦で参加して参りましたが2人とも落語を生で見るのは初めてで興味津々でした。レンタルスペースぱれっとさんのTwitterでたまたま情報を知り、近くでやってるならと気軽な気持ちで今回は落語を見に行ってきました。
私もそこそこ歳も重ね日本の伝統文化や伝統芸能などにも少しは興味を持ち、またお客様との会話にも役に立つのではないかと思って何事も経験だと言うような気持ちで参加したわけです。
参加動機はそんな感じです。
そして、
参加した結論から言うと大満足でした。大変面白かったです。そして非常に勉強になりました。
今回の落語会の流れとしては下記のようになっておりました。なお落語ならではの用語があると思うのですがその辺りは無知で申し訳ないですが時間の関係上あえて調べたりせず自分なりの表現で書いていきます。
進行順序
❶主催者あいさつ
❷『まくら』最初の小噺や雑談、場の雰囲気作りに必要でメインの落語に入る前にやるそうですね。30分程度
❸落語一席目15分程度
❹落語二席目15分程度
❺お茶会(茶話会)1時間
❶主催者あいさつ 感想
とっても素敵な素敵な挨拶であったと思います。
レンタルスペースぱれっとさんオーナーのまゆみさんの落語に対する思いや、祖父の時代に映画館を運営しており役者さんや芸人さんたちがその場所で出演していた事もあり、その時代をご存知のご高齢のお母様の前でしかもご自宅の敷地内の施設でこのような催しを開くことが出来るなんて素敵な親孝行なことですごく感慨深いものがあったと推察します。
❷まくら
秀都さんの落語家としての師匠の系譜をご説明したくださいました。
月亭秀都→月亭文都→月亭八方→月亭可朝→桂米朝と師匠筋を遡るとこのようになっています。
無知な私でも桂米朝師匠と月亭八方師匠は存じ上げておりました。系譜がすごいですね。
そして修行時代のお話。3年修行して初めて舞台に立てるそうでそれまでお師匠さんの身の回りのお世話から食事の準備などされるみたいです。そして内弟子、通い弟子の違いについて教えていただきました。内弟子とは師匠の自宅に泊まり込んで24時間付きっきりの生活をしながら修行するお弟子さんの事。通い弟子とは師匠の自宅近くなどに住んで名前通り自宅まで通って修行すらお弟子さんのことだそうです。
近頃は内弟子が減っていて通い弟子が多く秀都さんも通い弟子であったみたいです。
時々駄洒落や話にオチがあり観客が笑いに反応しやすくなるよう心をほぐすような役割が『まくら』にはあるんですね。
次に秀都さんの初めての若手勉強会について思い出話も聞かせていただきました。
勉強会とは噺家が「自分たちの勉強修業のために会を開くので、そんなもんでもよければぜひお聴きください」というものらしいです。
清荒神駅の近くではじめての勉強会
若手落語家の桂白鹿さんと同期だそうで初めての勉強会ではお二人でされたのですがたった一人のお客様である白鹿さんのお母様がご来場されたのですがそこで白鹿さんとお母様で親子喧嘩が始まりそこでお母様が帰られたそうで結果的に観客がゼロで終わったみたいです。
そのエピソードを面白おかしく話をされるのでさすが噺家は違うなぁと感心しました。(自分の文章は面白おかしさとはかけ離れている(汗))
このような話をして場を和ませて、軽く笑わせて気持ちをほぐすようにしてメインの落語が始まります。
❸一席目『時うどん』
❹二席目『秘伝書』
時うどんでは出汁をすする音やうどんをすする音が上手で面白いなあと思いました。また噺家さん毎に違う演技力や表現力があると思うのでそこも見所ですね。
最後に
コロナ禍の中3ヶ月か4ヶ月繁昌亭も閉まっていた。
勉強会も自粛。落語家はしゃべらなければお給金が入ってこない。その頃秀都さんはクリーニング店の配送の仕事をしていたそうです。放出のコノミヤのクリーニング店にも来られたらしてたみたいですね。そして休憩時間などを利用してハイエースの中が稽古場でお一人稽古に励んでいらしたそうです。
私事ながら串かつ店を経営しておりますが、お客様との会話もお仕事の一つと心得て日々聞き上手、話し上手になれれば良いなと意識はしています。自己主張ばかりでお客様に一方的に話ばかりしていないか、お客様にとって心地よい聞き手として振る舞っているかなど悩みはつきませんが、落語をさわりだけでも経験させていただくことが出来てとてもよい勉強になりました。また定期的にやりそうなのでまた参加したいですね。