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3.11に寄せて

2022.03.11 08:00

本日、2022年3月11日で、東日本大震災から11年が経ちました。

11年という月日の経つ早さに驚きつつも…まだあの時の記憶は色褪せることなく残っています。

私は当日練習はお休みで、なんと引っ越しの日でした…

幸いだったのは、荷物を全てトラックに積み、新居で家具も何もない状態で待っている時に地震が来たので、倒れるものが無かったこと。(これは本当にラッキーでした。その後余震が続く中、荷物を搬入して下さった業者さんには、感謝しかありません…)

しかし、搬入された荷物の荷ほどきも満足にできず、しかも夜になって初めて停電していることに気づき…食料もないまま、とりあえずその日は車中泊をすることにしました。

車の中であれば暖を取れるし、携帯も充電でき、ワンセグで情報も得られるからです。

この選択は必然だったのですが、翌日にはガソリンが尽きてしまい、ガソリン難民になりました…

水も復旧するまでに1週間くらいかかりました。

1人暮らしで、しかも携帯はほぼ通じず、ネットも見られず。その間ずっと一人で、でも生きるためには何とかしないといけないので、テレビの情報欄で給水情報を見て、給水に行って、食料を買えるところで買って…と、心細くもなんとか暮らしていました。

近所に住む先輩が様子を見に来てくれたときは天使かと思いました…

(ガソリンが尽きた私を、食料の買い出しに連れていってくれました…命の恩人です)


今でこそ家に防災リュックを備えていますが、そういった備えは本当に本当に大事だと声を大にして言いたいです。

給水車で水はもらえますが、飲料水として必要な分だけで、トイレなどは使えません。

私はたまたまその近所の先輩のお宅で、アパートのタンクにあったであろう水を頂けたので、それでしのいでいましたが…後から聞いた話では、近所の川で水を汲んで、タンクに入れて流していた方も居たそうです。(頭いい…と思いました。)

非常食のようなものが必要かどうかは、電気・ガス・水道の状況にもよるのですが、どれか一つでも欠けていると料理はかなり困難になりますので、あるに越したことはありません。

備えあれば憂いなし。

口で言うのは簡単ですが、備えというものを確実にできる人が、いざという時救われます。

そして事が起きてからでは「備え」はできません。

これは災害だけでなく、アスリートとして活動していた時も本当にそうだと思っていました。


もしこの記事を読んで、何も備えていないなと思った方が居れば、防災リュック一つ買うでも良いので、是非災害への備えをしてくださいね!

(起きてから入手することはできませんので…)


また、通信が断絶した時の場合に、非常時の集合場所を家族と決めておく、飲料水以外の生活用水が入手できる場所を探しておく(川とかでもいいです。水を汲みに行ける場所を…!)など、日頃からでもできると思います。




ちょっとしたおまけで今回は、災害時にも役立ちそうなアクセフグッズをピックアップしてみました…!

心身の余裕がないからこそ、体の調子が整うよう、少しでもケアしていきたいもの。

もし良かったら参考にしてみてください😊