そよ風の神の恋人。クロリス/フローラ。

蝶のはねの神は優しい春のそよ風、西風の神ゼフュロス。そのお相手はクロリス。そのお話はボッティチェリの「春」にも描かれる。草のニンフクロリスは春の風の神の愛を受け、花の女神に変わります。

（アントワーヌ・フランソワ・カレ作「春または地母神キュベレに花の冠を送るフローラとゼフュロス」、1780年、パリ、ルーヴル美術館、INV3097、2.7×3.6ｍ）

（サンドロ・ボッティチェリ作「春（部分）」、1482年頃、フィレンツェ、ウフィツィ美術館、2.03×3.14ｍ）