息子の言葉
バンドのメンバーと話をしてきました。
は?バンド?どうして??
と言った感じでしょうが、自転車にめぐり会うずーっと前に音楽と出合い、
ピアノから始まり、トランペット等、いろんな楽器に手を出して(下手の横好き)
結果、ドラムを細々と続けています。そしてバンドにも所属しております。
最近、「バンドを再開しよう!」っていう動きがあったんです。
正直、乗り気ではありませんでした。
家庭もあるし、仕事も忙しいし、自転車にはまっているし。
今日、ミーティングをするって言っても、バンド再開ありきのミーティングのような
気がして、イマイチ心は乗らない。
「ま、どーでもいいや。」
って感じで玄関まで歩いていたと思います。
そこで息子登場。
隆「おとーさん、いってらっしゃーい。」
自分「ん。いってくるね。」
ふと、問いかけました。
「なぁ。おとーさん、ドラムをまたやろうか迷ってるんだけどどうしようかな?」
正直、ろくな答えを期待してなかったし、何となく聞いた。そんな感じだったと
思います。そこで息子はこう言いました。
「やりなよ!ドラムやりなよ!」と、ノリノリで答えます。
ちょっと予想外のリアクションに驚きつつも、「どうして??」と聞きました。
おとーさんがドラムを叩いている所、見てみたいんだよ!
そっか。隆にドラムを一生懸命叩いている所って見せたことなかったよな。
息子、家族をライブに呼ぼう。自分がドラムを叩くところを見せよう。
無垢で、そして嬉しそうに答えるその姿を見て、心の中のもやが晴れたというか
今まで自分の中にあった迷いが一気に消え去りました。
「よしわかった。行ってくるね。」
「いってらっしゃーい」
メンバーとの話し合いもま無事終わり、ライブの日程が決まり、各々がそれに向
かって頑張ろうと言う事になりました。
自分で決めずに、人の意見にすがってしまったという気持ちもあるけれど、
結果的に、ドラムを再開、そしてライブと言う目標に向かって後押ししてくれた
隆には感謝しつつ、下手な姿は見せられないのでしっかり頑張ろうと思います。
Nikon D3 + Carl Zeiss Distagon 35mm F2 ZF
いっちょ、やりますか。