グランフォンド八ヶ岳 2010 (当日編)
いよいよグランフォンド八ヶ岳が始まります。
起床は4時。外気温はなんと4度。メチャクチャ寒いです。
着替えてから近くのセブンイレブンにておにぎりをゲット。
駐車場の開門は5時。開門と同時に続々と会場内に入ります。
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日の出。天気もいいし空気も澄んでいます。綺麗だった。
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外していた前輪を装着して前後空気圧のチェック。
その他ギアやブレーキ等の各所チェックと調整をします。
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6時から選手が整列し始めます。本当に寒いです。
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スタート10分前。みんな準備万端。いい天気だ。
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その後スタート。ピナレロ社の社長が来てスタートの合図。
5人ずつのスタートになり、しばらく待ちます。ちなみに今回の
参加者は1700人ほど。富士山の5000人に比べれば少ない
けれど、結構この待ち時間は寒いのでこたえます。
しばらくして自分もスタート。スタート後は清泉寮付近では
上りでしたが、基本的に小淵沢までの20キロは下り基調。
何がつらいって、寒さ。スピードは相当なスピードになります。
そこで自分はウインドブレーカーを着たとはいえその下は半袖。
そして下はレーサーパンツの短パン。本当につらかったです。
これは来年の課題です。
エイドステーション(休憩所)
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定期的に休憩所があり、水分やらカロリー補給が出来ます。
ここではおむすびを頂きました。
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塩むすびですが美味いのなんのって。汗を相当かくので
こういうシチュエーションでは塩分補給が意外と重要なのです。
その後、南アルプスを一望できる場所へ。
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本当にいい風景です。この風景の中で走れるだけでも
満足です。本当に気持ちがよかった。
(本格的な上りに差し掛かってないからこんな悠長な事を
考えられるのです。って今更思います)
花もきれい。
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その後のエイドステーションにて。朝採れのレタス。
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蕎麦と一緒に頂くのですがシャキシャキしていて本当に美味しかった。
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さすがにこれには長蛇の列。やっぱり大人気。
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自転車も休憩。トラブル無く走りきってくれ!
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その後の走る場所や注意事項をチェックします。
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後半になればなるほど上り基調になるのでどれだけ体力を
温存するかが今回のポイントでしょうか?
その後のエイドステーション。絶景でした。
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このエイドステーションで約50キロを走りました。ここから
じわりじわりと上り坂が多くなってきます。呼吸を一定に
意識しながら慎重に行きます。
そして、その後に急な坂が。この辺りから自転車を降りて
押す人がチラホラと出てきました。
坂を上りきったらエイドステーションです。
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思えばエイドステーションの配置が絶妙でした。
まずは挨拶代わりの坂を上りきり、みんな一休み。
ここのエイドではとうもろこしが美味かった。
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甘くて甘くて。体力を消耗してきているのでこの甘さが
体にしみます。本当に美味しかったです。
収穫寸前のお米が。
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心地よい風が吹いてサラサラと音を立てて揺れる稲穂が
とても綺麗でした。秋の訪れを感じさせます。
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その後は海岸寺山岳ステージの最難関の激坂です。
今回は「絶対にへこたれない、自転車から降りない、
そして、前に見える人は少しでも近づいて抜かす」という
壮大な目標を立てていました。でも、つらい。何回か
「もうダメだ。降りようか・・・歩こうか・・・・」って思いました。
しかし、なんとか上りきりました。本当につらかったです。
最高ポイントを通過し、しばらく下るとまだまだ上りは
続きます。そう。前半下り基調が続いたと言う事はその
後は上らねばならないのです。
北甲斐エイドステーション。
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みんな本当にここでは疲れていました。横になる人も多々。
ここでもおにぎりを頂きます。美味しかったなぁ。
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ボランティアの人が一つ一つ握ってくれます。ありがたいです。
ここのエイドステーションではありませんが、手作りのパイが
あったり、独自の給水所を作ってくれたりして本当に嬉し
かったです。感謝感激です。
その後、絶景ポイントである八ヶ岳高原大橋。
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本当に絶景だった。ここは昔車やバイクで通った事がある
けれど、まさか自転車で走るとは思わなかった。でも一番
気持ちがいい。なにせ自力で走っているのだから。
って、しばらく感動していましたが、陽は容赦なく照りつけ、
まだまだ、坂は続きます。これでもかと言うほど坂が続きます。
100キロ走った所にあるエイドステーション。ここで朝に
採れたきゅうりを味噌で頂きます。
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みずみずしくて本当に美味しかった。そして、汗をかいて
いるので塩分も少なくなっている所にこの味噌。体にしみる。
この後すぐに八ヶ岳高原ラインに出る為の坂があります。
個人的にはこの坂が一番つらかった。疲労もあったと思います。
本当につらかった。鼻水が出るんだけど、拭いたりすすったり
する余裕もないぐらい。もはや無心でペダルを回します。
交差点で信号を待つために止まり、八ヶ岳高原ラインへ。
傾斜はそれ程ではありませんが、まだまだ上りは続きます。
最終エイドステーション。
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この辺りで一気に天気が悪くなりました。さすが山の天気。
ポツリポツリと雨が降り始めました。参ったなーって思い
ウインドブレーカーを着ます。続くのかな?って思っていたら
幸いにも止みました。今がチャンスと出発。
しかし、最後の強烈なさかがお出まし。美し森交差点を
左に曲がり、スタート地点に戻るのですがこの坂が強烈。
歩く人も多くなっています。
最後の力を振り絞り、ここでも足をつかずにゴール。
本当に長かった。つらかった。こんなに辛いなんて思わなかった。
最後に暖かいトン汁とおむすび。ってか、メチャクチャ寒い。
吐く息が白いんです。さすが高所です。
食べるものを食べたら(笑)、後は帰るのみ。車に自転車を
積んで早々と出発。
それにしても車って凄い(笑)。さっき死ぬ気で上った坂を
アクセルポンで、グイグイ上る。くっそー(泣
長坂I.C.から中央道に入ります。そこで不可解な文字が。
高井戸まで6時間以上
一瞬気を失いそうになりましたよ(笑)
なんでも2箇所の事故と小仏・相模湖での渋滞。
疲れていて眠いし、渋滞を6時間も無理との判断をしまして
初狩SAにて仮眠をとることにしました。ちょうど車中泊用の
布団があったのであっという間に寝ました。
で、気がついたら2時間。もはや仮眠ではありません。
でも、幸いな事に高井戸まで2時間以上になっていました。
その後、渋滞にはまりながらも東京まで戻ってきました。
渋滞の疲れで眠くなったので、もう迷うことなく仮眠。永福PAにて
1時間ほど仮眠。その後のんびり帰ってきて家に着いたのは
0時30分ほど。結果的には6時間以上かかってる(笑)
しかし、仮眠を3時間とっているからまあ、その分楽できたかな。
最後の渋滞は大変だったけれどグランフォンド自体は本当に
楽しかった。辛かったけどその分走りきった充実感はハンパ無い。
激坂を上っている最中は「もう来年はやめた。絶対来ない」って
思っていたけれど、走りきった後に「是非来年も!」って思う自分が
いたりします。本当に楽しく、また為になる大会でした。
P.S.自転車的な話やその他は明日にでも書きますね。
写真はNikon D60 + AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6G VR です。