台湾産アテモヤ初賞味☆美味ですね!
最近にわかに「アテモヤ」の名前を日本の(ヤフー)ニュースでみかけるようになった。
わたくし、恥ずかしながら、ニュースで見かけるようになって初めて、たまに食べる「釈迦頭(シャカトウ)」と「アテモヤ」の違いを知りましたですよ。
アテモヤって、アメリカのフロリダで我らが?釈迦頭(シャカトウ=バンレイシ)と近縁種のチェリモアを掛け合わせてできたフルーツなんですってね。
台湾では中国語で「鳳梨釋迦」って書くし、見た目も似てるから違うものとは思ってなかった次第。ここ何か月かで勉強になりましたわ。
アテモヤさんのことが気になったところで、いつものように朝市で買い物をしていると、アテモヤさん「鳳梨釋迦」があちこちで売られていたことに気が付いた。
鳳梨釋迦、とあるお店では1粒60元2粒50元。1粒売りで50元というお店もあった。
シャカトウさんとは味がどう違うのか気になるので、2粒購入してみた。
まだ新しいみたいで、触るとゴツゴツして固い。
シャカトウさんだと、置いとくと熟してきて、うろこみたいになってるコブをむしって食べる感じなんだけど、アテモヤさんはどうやって食べるのかな?
こんな時のお助けマン、youtube先生にお伺いすると、台湾の行政院農業委員會の公式チャンネルで素敵な動画がアップされていた。
中国語なのだが、とってもわかりやすい。
だいたいまとめると、
1.買ってきたら、まずは硬さを確かめる。指で角を押すと固い。涼しいところで3~5日置いて追熟させる。この時絶対に冷蔵庫に入れてはだめ!
2.角を触ってみて、消しゴムと同じくらいの硬さになっていたら食べごろ!
3.皮が黒っぽくなったところがあっても、中身はキレイ。食べても大丈夫。
4.切り分けていただく。余ったら冷蔵でも冷凍でもどちらも美味しい。
この動画の、「消しゴムと同じくらいの硬さ」っていうのが分かりやすくてすごくよかった。ただ「柔らかくなったら」だと、消しゴムくらいか、指が沈むくらいなのか、柔らかさの程度がわからないもの。
台湾人に言わせると、ずぶずぶに柔らかくなりすぎたら甘さが勝って酸味が感じられないんだって。
で、気温20度ちょいで2日置いたのがこちら。
買ってきた当日より角がちょっとへたって、押すと動画の説明通り、消しゴムくらいの弾力になっていたので食べごろと判断。
動画で紹介されていた通りに切り分けてみた。
上の写真で1/2粒分。
食べてみると、ライチの味を濃厚にした感じの甘味で、ほんのり酸味もあり。金煌マンゴーみたいなつるんとした食感だった。
しっかし、甘い!! そして美味い!!
ちょっとびっくりした。
でも、美味しいけど、すっごい甘くて、半分でも多いかな。1食あたり1/4個でも十分満足できるんじゃないかしら。
でも、シャカトウよりは甘みのパンチ力は強くない気もするし、個人的には、シャカトウより上品な味に感じた。私的にはアテモヤさんのほうが食べやすい甘さ。
あと食感も、シャカトウさんはとろっとした、熟しすぎるとどろっとしたクリームみたいな、まったりした感じだけど、アテモヤさんはつるんとして弾力もある感じ。私的には、食感もアテモヤさんのほうが好みかな。
2粒同時に食べごろを迎えたので、当然ひとりで一気には食べきれないため、残りは冷凍。
切り分ける時に種が取れそうだったら取ったけど、取れなかったらそのまま。小さいタッパーに直接放り込み冷凍した。
冷凍した結果としては、冷凍大正解!!
個人的には半解凍の状態が生で食べるより好きかも。
たぶんだけど、冷凍のほうがガツンと来る甘さのパンチが少し抑えられてるんじゃないかしら。
台湾在住10年にして初めてアテモヤさんを食べたけど、とっても美味しかった。
今まで知り合いになってなくて損しちゃったな。
また市場で安かったら買ってきて冷凍しようっと♪
日本への輸出は冷凍だそうだけど、半解凍の状態がとっても美味しいので、冷凍はすごい適してると思う。親や友達にも是非おすすめしたい。
冷凍のものを買うなら、丸ごとよりカット済みのもののほうが扱いやすいと思う。ゴミも少なくて済むし。食べたい分だけ冷凍庫から出して少し放置すればすぐ食べられるし。
カット済みの冷凍アテモヤおすすめです!
もちろん、生のアテモヤを食べに台湾に来られるようになると、もっといいなあ。
早く往来可能になりますように。