本当?留年したらスポーツ推薦指定校から外れるって・・・
春爛漫なのに・・
時すでに3月も中旬にもなれば、大半の大学の「入試結果」が出揃って来た様ですし、また、既に過半の高校でもコロナ禍の下、卒業式が敢行された様です。ここ2~3日、ぽかぽか陽気が続き、春シーズンの到来が待ち遠しい今日この頃です。
ここにおいて、実に嫌なニュースが飛び込んできました。この3月に卒業予定の主力メンバー2名が留年するのだとか・・。当然、噂のレベルで真偽のほどは定かではありません。
それはそれで、個々の事情があることでしょうから、私どもが嘴を挟む類の話ではありません。
スポーツ推薦選手が留年?
しかし、当該の選手がスポーツ推薦枠でラグビー部に入部していたのなら、ことはそう穏やかではありません。即ち、留年したら「当該選手の出身高校がスポーツ推薦指定校枠から外れると言う不文律がある」との噂があるからです。
思わず不文律と言う言葉を使いましたが、公開こそされていないまでも、恐らく学校当局と体育会(各部?)との間に上記に関する明確な取り決め文章が存在していると思われます。もちろん信憑性は定かではありませんし、私には確認のしようがありません。
昨秋にも・・
また、更に申し上げれば、同様な噂が昨秋にもありました。このところコンスタントに卒業生を迎え入れていたラグビー強豪校である「東福岡高校」から2022年度新入部員がいないのは、前年(2021.3)卒業予定の同校出身スポーツ推薦枠入学者が留年したから「東福岡高校が指定校から外されたからだ」・・との噂です。
そもそも昨今の同志社大学の入学要綱は一般の入試のみならずAO入試とか指定校入試とか複雑怪奇(?)に多様化しており、私ども昭和2桁(中間より少し後)入学者には想像を絶するくらい難解な入学制度になっています。
この中で社会学部とスポ健学部は、明確にスポーツ推薦選抜基準を募集要領に打ち出していますが、他学部には「クラブ推薦」とかがあって全く公開されていない様です。それも、どうも各学部で条件が区々だとのことです。
クラブ推薦の実態は?
この「クラブ推薦」には、どうも指定校制度を軸に運営されているみたいです。即ち、指定校在籍時の文武の実績に加え、同志社進学後の学業とスポーツ実績に対する「希望者本人の強い意思と実績」が求められる様です。これが、有力スポーツ選手選抜の「高いハードル」となっているとの話は、恐らく事実なのでしょう。
ま、この辺りは私の邪推がかなり入っておりますので、余り信用していただいても困るところではありますが、恐らく当たらずとも遠からじで、特に「4年での卒業する(留年なし)」ことが強く求められている旨、実際に見聞きしております。卒業見込みの乏しい学力の入学希望者は、選抜されないこととなってる筈です。
事実、同志社大学ラグビー部での選手の「授業出席」は、練習参加よりも更に強く優先されている様に傍からは思えます。
ご参考のため、以下に同志社大学体育会ヨット部のWeb記事(←要クリック)を登載します。
文武両道路線下の同志社
スポ健部や社会学部の入学募集要項を見ていると、この噂は本当の様に私には思えます。同志社のスポーツ推薦の基本思想には、「学力と運動・スポーツの両立」が高校時代、大学時代を問わず明確に強く求められています。
当然、賛否両論があるのでしょうが、現実は、あくまで「文武両道」が同志社スポーツの基本思想の下にあります。オリンピック出場レベルであろうとも中学の漢字も読めない選手は要らないんだと言う主旨が入学募集要項に明確に文書化されていますし、入学選抜で真摯に実践されている様です。
影響は・・?
その意味では、後進の途を閉ざすことを招いた(留年した)選手個人の責任は極めて大きいとは思いますが、当人とて甘かったにせよ留任したくてしたわけでもないでしょうし、必死にチームの勝利に貢献しようと頑張って来た結果ですから、単純に攻めるわけには参りません。
実に難儀ですねぇ~~、文武両道って、選手全員にこれを求めるのは日本学生ラグビー界においては、かなり以前からガラパゴス的な存在になってるとは思うのですが、私には成否の結論が出せません。悩み多き春、今日この頃です。いずれにせよ新年度のリクルートには苦労しそうです。(F:2022.3.13)
(ご注意)当文書と掲載写真との関係は、一切ありません。
以上