「ヤジ(る)・妨害(する)・ヤジる(妨害する)人」を英語で言うと?
おはようございます、Jayです。
テニスの大坂なおみ選手が試合でヤジを飛ばされて動揺していました。
日本に限らずアメリカでも野球などのスポーツの試合ではヤジはよく飛んでいますし“それをも克服するメンタルが必要”という意見もわかりますが、私はまずはヤジは絶対に止めて欲しいと思います。(あと議会のヤジも)
この「ヤジ」を英語で言うと?
「ヤジ」=“heckle”(ヘカォ)
例:
“She heard a heckle from the audience.”
「彼女は観客からのヤジを耳にした。」
「ヤジる」という動詞も“heckle”です。
例:
“Osaka was heckled and started to become upset.”
「大坂選手はヤジられて動揺し始めた。」
「〇〇する人・もの」を意味を付け加える“er”を“heckle”を足して(厳密には“e”が2連続になるのでいつ減らす)“heckler”にすると「ヤジる人」となります。
例:
“In my opinion, all hecklers should be ejected from the game.”
「私の意見は、全てのヤジる人は試合から退場させられるべきだと思います。」
“heckle”は実は野次に限らず、からかったり質問攻めにするなどして「妨害」という意味でも使います。
そしてそのような形で「妨害する人」も“heckler”。
ニュースで大坂選手は「あなた最低!」というヤジを飛ばされていたとされていましたが、大坂選手は何か最低と言われるような事をしましたか?
実際のヤジは“You suck!”で、“suck”は確かに「最低」と訳す事もありますが、スポーツのヤジでよく使われる野次の一つでここでの意味は「最低」ではなく「ヘタクソ」です。
ですので“heckler”を擁護するわけではありませんが、その“heckle”はニュアンス的に「あなたヘタクソ!」の方が近いです。
“何でヤジを飛ばした人を退場にしないの?”と思われた方、私も同感です。
実際に他のテニスの試合で妨害した人で退場を命じられたのを観た事あります。
ちなみに大坂選手は自身がヤジられた事自体に涙していたわけではなさそうです。
“To be honest, I've gotten heckled before, it didn't really bother me. But heckled here, I watched a video of Venus and Serena getting heckled here, and if you've never watched it, you should watch it. I don't know why, but it went into my head, and it got replayed a lot.”
ウィリアムス姉妹が2001年に同じ会場で(今回の比じゃないほどの人数からの)ヤジにあったのを思い出して涙したと言っています。
これはウィリアムス姉妹のコーチであり父親である人が八百長疑惑が持ち上がっていました。
大坂選手が言っていた映像は“2001 Indian Wells”で検索するとその映像をご覧になれます。
ちなみにこれはウィリアムス姉妹の母国であるアメリカの出来事です。
いずれにしろ野次は止めて欲しい。
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“「妨害する・妨害」を英語で言うと?”(こちらはもっと汎用性の高い方)
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Have a wonderful morning