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giustoとgusto

2022.04.18 22:20

音楽教室のレッスンでよく使用する二重奏の曲集があります。その中に収録されている「チムチムチェリー」。今まで何度となく演奏していたのに、つい最近になって気がついたことがあります。


テンポ指示の表記が「Lightly with gusto」


僕はずっと最後の文字を「giusto(ジュスト)」だと思っていたんですが、よーく見たら綴りが違う。


ちなみにgiusto(ジュスト)はイタリア語で「正確な」という意味で、多くは「Tempo giusto」と表記されます。クラシックの楽譜に記される文字はイタリア語が圧倒的に多いのです。

ただ、結構有名どころの出版社のオケスタでさえ、giustoのところ、間違ってgustoと書いてあったこともあり、きっとこれも間違いなんだろう、やはりgiustoなんだろうと思っていたのですが...

いやでも、これ全部英語だな。ということは、そもそも全然違う言葉なのでは?!


英語は全然わからないので、調べてみたら


gusto(ガスト)→(飲食をする時に感じる)心からのおいしさ、(何かする時の)心からの楽しさ


なのだそうです。ガスト!ファミレス!なるほど!

って...じゃあ「Lightly with gusto」の意味は?楽しげにとか?


ってことでもうちょっと調べてみたら、


with gusto

〔人が作業などを〕活気よく[にあふれて]、やる気をみなぎらせて、威勢よく、生き生きと

〔人が趣味の活動などを〕楽しそうに、うれしそうに、喜びを感じながら、嬉々として

〔人が飲食を〕おいしそうに、〔人が食事を〕舌鼓を打ちながら


なるほどー。多分こっちが正解ですよね。楽譜はちゃんと見ないとダメですね。勉強になりました。


ちなみに、ファミレスのガストはスペイン語らしいです。


『店名「ガスト」の由来は、スペイン語で「おいしい」という意味の「GUSTO」。

「より身近に、より気軽に、我が家の食卓代わりに」利用してもらいたいとの願いが込められている。(リンク先のホームページより)』

英語でもないのか。確かにcaféって、eの上になんかついてる。



荻原明(おぎわらあきら)