時がある
2022.03.15 08:53
先日、出掛けていた母が「気になっていた人と再会できた。」と喜んで帰ってきました。
出がけに突発的な用事が入り、バス停ではご近所さんに捕まってバスを3本見送り、たぶん当初の母の思惑より1時間は遅くなっていたと思われます。
でも、お陰で再会が叶いました。
一見うまくいってないように思えることが、後から思えば成功の種だったということがあります。
ご縁ってそんなことが多いですね。
タイミングが少しずれただけで出会えない。
エゴで繋ぎ止めようとしても、繋がらなかったり狂ったり。
旧約聖書に『コヘレトの言葉』というものがあります。
12章からなる詩文で、「伝道の書」や「伝道者の書」とも呼ばれるそうです。
宗教的な背景や深いところは解りませんが、詩として感銘を受けたので一部ご紹介させていただきます。
天が下のすべての事には季節があり、すべてのわざには時がある。
生るるに時があり、死ぬるに時があり、
植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、
殺すに時があり、いやすに時があり、
こわすに時があり、建てるに時があり、
泣くに時があり、笑うに時があり、
悲しむに時があり、踊るに時があり、石を投げるに時があり、石を集めるに時があり、
抱くに時があり、抱くことをやめるに時があり、
捜すに時があり、失うに時があり、
保つに時があり、捨てるに時があり、
裂くに時があり、縫うに時があり、
黙るに時があり、語るに時があり、
愛するに時があり、憎むに時があり、
戦うに時があり、和らぐに時がある。
先週いつもの神社を訪ねたら、奉納から2度目の春を迎える桜が蕾をつけていました。
「今を生きよ」というメッセージを感じます。