浮腫みのでき方・消し方
皮下組織に水がたまった状態のことを「浮腫み」(むくみ)といいます。
原因はいくつかあります。
生活習慣・ホルモンバランス・病気などが原因で、手足や顔などに血液が停滞し、血管から水分が流れ出したことで血管の外側の細胞と細胞の間に余分な水分が溜まってしまい、浮腫みます。
又、血管やリンパ管へ吸収される水分が減少して浮腫みます。
血流が原因になることもあります。
血流が悪くなると、酸素や栄養が運ばれにくくなるので、水分も老廃物も排出されにくくなってしまいます。
食生活の面では、塩分の摂り過ぎが浮腫みの原因となります。
身体は体内の塩分濃度を一定(0.9%)にしようとするので、身体の塩分濃度を下げるために自然と水分を欲し、体内に入ってくれば余計な水分まで溜め込んでしまいます。
そうやって、細胞間の水分が過剰になっていきます。
又、夏などに冷たい飲み物を一度にたくさん飲んだりすると、胃腸の血流が悪くなります。
上記にもあるように、血流が悪くなることも浮腫みの原因になります。
アルコールは利尿作用はありますが、お酒を飲んだ翌日に、顔や身体中が浮腫むこともあります。
これは、飲んだお酒が体外に排出されているのではなく、お酒の利尿作用により、元々体にあった水分が排出されているのです。
お酒を飲むと血管が拡張して、たくさんの水分が血管の外に漏れ出てしまいます。
すると、水分の量を調整しようとする働きにより、余分な水分も溜め込もうとします。
結果、過剰摂取と同様に、浮腫みの原因になることがあるのです。
運動不足も原因の1つに考えられます。 筋肉が衰えると血行が悪くなるからです。
ふくらはぎは「第二の心臓」とも呼ばれ、下半身の血液を心臓に送り返すポンプのような重要な役割をしています。
その筋力が低下することで、浮腫みを生じます。
そこで、絶対にやってはいけないこと。
「水分を摂るのをやめる」
これ、絶対にダメです!身体の中の流れを良くすることが大事なので、それでは逆効果になります。
浮腫みを取るには・・・
1 適度な運動をし、血行を良くしましょう。(=身体を冷やさない)
2 水をゆっくり飲みましょう。
3 血行改善の働きがあるビタミンEを摂取しましょう。
●ナッツ類・植物油・魚介類・緑黄色野菜
4 カリウムを多く含む食品を摂取しましょう。
●わかめ・ひじき・昆布
●ほうれん草・アボカド・枝豆・にら
じゃがいも・スイカ・冬瓜・胡瓜・白菜・大豆・大豆製品
ごぼう・高麗人参
●バナナ・キウイフルーツ・りんご・梨・柿・オレンジ
●緑茶・紅茶・黒豆茶・杜仲茶・小豆茶・ウーロン茶
ハト麦茶・ドクダミ茶などのお茶