2017.11.19 DRC理事圓井良氏トークライブ開催
近畿大学A戦終了後、こがんこ京橋店で、DRC理事でリクルート委員長の圓井良氏をお迎えし、トークライブを開催いたしました。(DRFC主催)
会場には、DRFC(同志社ラグビーファンクラブ)会員が限定30人で参加し、会食を楽しみながらリクルート関係を中心にお話をお聴きしました。
幸い、当日の近畿大学A戦が同志社の大勝(D41:19)し、会員の皆様のご機嫌もすこぶる良好(?)で、質問タイムにも過激な質問や意見・要望・非難等は全く無く、楽しく充実したひと時を過ごすことが出来ました。
お話の中心は、やはりご担当のリクルートに冠する苦労話でした。私どもも法セレ・商セレだとか公募だとか何となく同志社の新入部員リクルートルールを聞き及んでいますが、分かってるような分かってない事項でした。
大学の大半(多数派?)では、ラグビー部が決して少なくない人数の「新入部員枠」を持っており、「ラグビー部独自に実質的な入学決定権を持っている」とのことです。しかしながら、同志社と慶應に代表されるように、少数ではありますが学業成績やスポーツ業績等の厳しい入学条件を付している大学(少数派?)も並存しています。
当日、圓井氏には、少し踏み込んだお話しをしていただきました。ただ、同志社各学部のリクルート(スポーツ推薦)ルールが公表されていませんので、ここでは詳細を割愛させていただきます。
同志社の特徴は、各学部によりセレクション条件が異なる点であり、特に高校の学業成績を重視した運営がなされていることです。また、同志社では、各学部で面接やペーパーテストを付しており、最終的な「入学の決定権」は各学部にあります。(ラグビー部は、推薦のみで決定権なしとのことです。)ルールは、実に複雑多岐で、正直、私ども(私だけ?)には理解不能でした。
更に同志社には、授業料の減免や奨学金の優遇等は全くありません。外国籍有望選手の入学に関しても、各大学での優遇策は区々の様ですが、少人数ながら入学金・授業料・寮費等の免除が主流なのに対し、同志社には優遇策が全くないとのことです。
また、ラグビー部が他の体育会のスポーツクラブ(部)に比べ、特に大きく優遇されていることはなく、全般的には体育会各部が公平に扱われている模様です。当然のことながら、同志社には、練習による授業出席免除や卒業保証などあり得ません。
私個人としては、「同志社では、もう少し優遇策があっても良いのではないかなぁ」と思っていますが、卒業可能性有無や部員の1割しかトップリーグに行かず、大半が一般企業に就職することを勘案すれば、「大甘の入学優遇策は将来に禍根を残すこと」にも繋がり、極めて難しい問題を孕んでおります。
かくして、徹底的に文武両道を貫く同志社は、高校生のスポーツリクルートでは劣勢を強いられる事になり、圓井リクルート委員長のご苦労は想像に絶するものがあろうかと思われます。当然、ラグビー部が即決してくれる方が、高校生選手本人や高校(監督等)も良いに決ってていますが、文武両道を貫くことが是か否か本当に難しいところですね。
と言いつつ、同志社ラグビーを愛する高校生も数多く、新年度も高校代表や候補が少なからず(少ない?)入って来るようですので、会員の皆様、是非ともお楽しみに!(12月中旬には、DURCから発表されるとのことです。) (文責:F)