受講者の声 R.K.さん (2019年)
Harvard University
John F. Kennedy School of Government
Master in Public Administration
Class of 2021
1 大学院留学を志した理由
学生時代に海外の学生と交流する機会があり、いつかは自分も海外留学をしたいと切に希望していました。
国家公務員として、国際交渉の仕事に携わる中で、将来自分が中心となって、日本の立場をグローバルな場で主張し、様々なバックグラウンドの方々と合意形成をしていくためには、その前提となる国際関係の素養や英語力を身につける必要があると感じたため、国家公務員としての今後のキャリアアップを図るために志望しました。
2 実際の留学準備(大変だったこと、楽しかったこと)
TOEFL®の準備が一番大変でした。仕事で英語を使ってはいたものの、これまで海外に長期間住んだことはなかったため、TOEFL®で100点を超すためには、毎日シャドーイングを決まった時間こなすなど地道な努力が必要でした。毎月のTOEFL®の代金や、TOEFL®の勉強のために貴重な休日が潰れることは、精神的にもきついことでした。ですので、TOEFL®で100点を超えられるようになり、最終的には105点を取れた時は本当にホッとしました。その後、早い段階で出願エッセイ作りに取り掛かったものの、当初、別のコンサルティングでアメリカ人のカウンセラーについており、カウンセリングを全て英語で行っていたため、自分の考えをうまく相手に伝えられず、薄い内容のアウトプットしかできなかったことに苦労しました。そこで、自分の考えをきちんと整理し、説得力のあるエッセイにするためには、まずは日本語で深い思考で考える必要があると思い、日本人のカウンセラーがいるFuture Education Centerにお世話になることにしました。Future Education Centerのカウンセリングは、平日の仕事終わりの夜に行っていたことが多く、長時間に渡るカウンセリングに疲労を感じることもあったのですが、カウンセラーの先生とのディスカッションによって新たな気づきを得て、エッセイがより良い物に仕上がっていくことに楽しみを感じながら行うことができました。
3 志望校合格に役立ったと思われる、MBA留学カウンセリングに関する具体的なエピソード(出願戦略、エッセイ内容構築など)
Future Education Centerの田山先生は、常に、ネガティブな意見ではなく、私の可能性を信じてポジティブかつ説得力のある言葉で私を励ましてくださり、それが、エッセイを書く際の自信につながりました。また、志望校のエッセイでは、自分の独学では掴みきれないような大学院の特徴などを他の大学との比較などを通してアドバイスをくださったり、エッセイのネタや構成など様々な選択肢で悩む中で、私の意思を尊重したうえでどのような方向性が良いか、私が納得がいくまで親身になって議論に付き合ってくださいました。また、エッセイにとどまらず、レジュメ等の他の書類との整合性、各大学のスピーキング試験や面接対策などにもトータルで相談に乗っていただきました。特に、ケネディースクールは、他の大学より出願エッセイが多かったり、エッセイのお題も工夫がしてあるため、トータルで相談に乗っていただけたことで、一貫したメッセージを大学に発することができました。全てのアドバイスが、豊富なご経験や綿密な情報収集に基づくものであり、質の高いアドバイスのもと有益なディスカッションを行うことができたことが合格につながりました。
4 これからの大学院留学への期待
ハーバード大学は、米国政府の中枢にいた教授がいたり、多様なバックグラウンドを持つ学生が熱い思いを持って集まっているため、自分の勉強したい国際安全保障についての見聞を深めるとともに、これらの方々との交流を通じて、アメリカという国をより深く知る機会になればと思います。
5 これから大学院留学を志す方へのメッセージ
大学院留学は、TOEFL®→GRE®・GMAT®→受験校選び→出願エッセイ作り→渡米準備と一年以上かかる長丁場になり、地道な努力が必要となりますが、準備が長くかかる分、留学が充実したものになると信じて、夢を叶えるために頑張ってほしいと思います!