金カム309話血濡れ事。
※ある意味 杉尾回。
↑私の妄想。ネコチャンキャッチ
今まで色々な場所で色々なキャラたちが活躍して退場していって物語が進んできたのに…
最終章、列車の中だけでネームドキャラを一括して消していく展開なんすけど…
正直、手抜き感が感じられて勿体ないなあと。ほんとは五稜郭ですべて終わらせられたんじゃないか?だって戦争だろう。しかしそこで全員ネームド殺したらあっけないんで列車に移動したんだろうか。密室だしね。背景は車内だし。
そもそも登場人物多すぎなんだよなあ。
かといってなんで死なないといけないのか。
・・・人を殺したら自分も殺される、そういう理(ことわり)、なのか、この漫画内では。
そう言う定理で考えるとたくさん殺してきた杉元は死んでいくしかない。不死身だけど。
尾形もしかり、今まで身内を殺してきたツケが回ってくるということか。
では今週のあらすじ★
・拳銃に弾入れながら鶴見「この列車ですべて片を付け五稜郭へ戻る。北海道を立ち去る前にひとつ確かめることがある」今後の算段を一人語り。権利書持って旅順→中央と対立してる関東都督府 陸軍部守備隊に潜り込む→権利書持ってたらそこで権限を高める交渉材料にできる→文句があるなら北海道の土地を外国に売ると中央に恫喝→満州で再び力を蓄える
・一方、鶴見に後を任された(杉元らの始末)天井にいる尾形、背後から杉元に銃剣で刺されたが急所は外れ左わき腹付近の軍服を貫通。一応少しの血はついている。(皮膚をかすった程度だろうか?)
咄嗟に尾形は杉元のつけ剣を外し身をよじる、杉元は発砲、よける尾形は小銃で杉元の顔面に殴りかかるが手で遮られる。
杉元は突進して尾形を倒し肘鉄くらわす。鼻や口から血が出る尾形。
「元気そうで嬉しいぜ尾形 ぶっ殺してやる」馬乗りになって刀を取り出す杉元
「俺もだぜ杉元ッ」今まで無言で無表情が多かった尾形が発奮する(マジで嬉しいのか)
刀を振り下ろすが尾形は小銃を盾にする、杉元は左ひじを刀の背に乗せさらに力を込め、刀を尾形の顔に近づける、歯を食いしばる杉元の口から尾形の口元に血がしたたり落ちる。
左の義眼に刀の切っ先が触った。キリキリと音が鳴る。持ってた銃剣で(杉元の?)杉元の右わき腹を刺す。両腕で杉元を抱え込む尾形。
刀を持つ杉元、小銃を持つ尾形、二人大きな武器を抱えながら二人は抱え合い、くるくると上になったり下になったり転がっているように見える。(ボクシングでいうクリンチ状態なんだろうなあ)
出血で血みどろになりながら。両者の口元からはまるで接吻でもしたかのような血の橋が出来ている。(え?)
・お楽しみのところ御免なさいよとばかりにヒグマによってこの二人は引き裂かれる。
ヒグマが杉元の背嚢を咬んでいた。列車にしがみつきながら。(空気嫁ヒグマよ)
背嚢を降ろそうとするがヒグマに足を掴まれた。わき腹に刺さった銃剣で天井に刺しヒグマに引きずり込まれないように、手から離れた刀を取ろうとする。が、尾形に阻まれる。(足で)
「楽しかったぜ杉元」
装填動作する尾形。
「尾形」大きな声がした。
振り返るとアシリパが毒矢を引いている。
その毒矢を見て杉元は…。
あれから誰かを殺せたか?と尾形、アシリパにまた銃口を向ける。
それを見て尾形ああああと樺太のあの時のように鬼の表情をする杉元。あまりの力ゆえヒグマが浮き上がるほど。刀に手が届くが尾形に小銃発砲で止められた。すぐさま装填する尾形。
アシリパの脳裏にはあの時の決意が蘇る。
”いざとなれば 「道理」があれば”
毒矢は尾形の右腹に刺さった。
”私は杉元佐一と一緒に地獄へ落ちる覚悟だ”
溶ける描写。光が無く黒くなった瞳。
戦士のような姿。
毒矢を射るその姿を見た杉元は茫然とするが穏やかな表情に。
(この表情の意味は?)
尾形は矢を抜き取るが毒は体内に残った。激しく呻きだす尾形。うぐおおお
今までこんなに声を出し焦り表情をゆがませただろうか?
それほど毒の効果は早いのだろう。
「気になっていた問題がひとつ片付いてスッキリしたぜ
でもまだ死ねない・・・。」
鶴見とのやりとりがあるから。
アシリパの真っ直ぐな目は揺るがない。
刀を腹に刺し毒と周辺の肉をえぐろうとする尾形。
それはまるでかつて自分が切腹死にさせた父のよう。
(もしくは杉元のハラキリショー)
しかし容赦ない小さな戦士は次の毒矢を射る準備に入った。
以上です。
尾形退場したらこの漫画一気に冷めるに一俵(米かよ
うーん、ほぼ前回の感想文通りになったなあ。
私は毎週この漫画読んでるんですがこのシーンはあれとかけてるとかあんまし気づかない性分でして。なのでまとめ感想サイト見て気づかされることが多いのです。皆よく気づくね。
今回の尾形は因果応報のような立場になってるらしいです。
・鶴見に自分の目的を的確に把握してもらい嬉しがる尾形
→実母が将校の夫の事しか頭になく狂ってしまった
・アシリパから毒矢を受ける
→狂った実母に殺鼠剤を飲ませ死なせる
・毒を取り出そうと刀で切腹のような格好になる
→実父を切腹死にさせた
(´・ω・`)そんなん合せんでも。作者さんよ…尾形だけじゃなく色々過去と合致させるの好きだねぇ…そのために展開遅くなったり無理やり感半端ないし。
因果応報のこの道理でいくと最後は勇作さんのように後頭部貫通が待っているぞ。潜伏していたヴァシリ登場か?
この切腹姿はちょっと唐突ですねえ。ちょっとえええ?ってなりました。腹の肉削ぐなら銃剣でゴリゴリ削って立ちながらやるんじゃないのかな。咄嗟の動きなら。杉さん曰く銃剣は「突く」用なので切れ味はさほどらしいので刀で腹切りのほうがいいのか。(杉の銃剣はアシリパのおかげで研いでいるから切れ味が良いとか)
父親の切腹シーンよりも私は杉元のハラキリショー思い出したんですが。
それと杉元と尾形との初対面対決で尾形を殺そうとしたシーンと、今回のヒグマに引き込まれた杉元に上から見下ろす尾形の構図、似てる。
↓過去に私が描いた妄想漫画より
尾形と杉元は対比すれど似た者同士なんだな。なんだかんだ生き残っているし。
何が二人の違いかは杉元は家族は殺していないんだな。
2人のゴロンゴロンシーンはまあ…ファンサービスでしょう。私はそう思いました。
(本当は洋画で喧嘩する二人が取っ組み合いでゴロンゴロンするシーンやボクシングクリンチのようなシーンだろうけど)
樺太の目にじゅううもファンサービスでしょう。過去に私は杉さんの二次創作漫画を描いたんですが
その中で戦争で殺し合うっていうのは一種の快楽に近いかなと。現実世界でも快楽殺人犯がいるように殺める行為や傷つけることがその人の欲情をそそるんでしょう。知らんけど。金カム内のおかしな囚人たちはそんな快楽殺人者が多かったですね。
昔何かの本で難しい言葉で書かれたのを読んだのかもしれない。ドーパミンがシナプスがなんたらとか。
しかし…エロ漫画やBL漫画なら口から出る唾液とか血のりがつながるっていう描写はあるんだろうけどさ、まさかこの漫画でその描写があるなんて。ちょっと目を凝らして見てしまいました。
ゴロンゴロンシーンも上になったり下になったりしているのでこれは「チュウしながら激しく性行為している様子」を暗に描写しているんでしょうなあ。真面目に。
なぜ杉元と尾形の同性愛な二次創作が出来るのか、それは婦女子の想像と創作力だと思われてたんですがいえいえ、作者さんがそういう風に見えるように描いてらっしゃる部分もあると言うことが今回で如実に表しましたね!(個人の妄想です)でもいつからそういう風に描かれたのかな。最初からなのかな。ええ…?
余談だけどわざと腐女子向けにそういうキャラを描く漫画ってあるよね…ジャンプ作品は特に。
この「血濡れ事」という名目自体が性的な意味だとするんだそうです。
ぱっと見、特に深く考えなかったんですがよく見ると「濡れ事」…て。
(濡れ事の意味はググってください)
杉尾の濡れ事はこれくらいにして…
アシリパの覚悟。
あの溶けていた描写は今までの甘ちゃんな殻を破ることだったのかなあ。もしくは涙。目から物理的に流すのではなく体中から涙が出る描写…?
黒い目は地獄に落ちる、落ちた目。いわば人殺しの目。悲しみの目。
そんな姿を見た杉元の表情。毒矢を持って現れたときはどうするんだ?という心配。
しかし矢が命中、ああ、彼女はそっちを選択したんだ。俺が守らなくてもいいんだな…自分で身を守った。
って私は思いました。今まで誰かがかばったり守られてきた少女が独り立ちしたのかなと。
「大人になった」と思いました。(杉元を守ったともいえる?)
大人の成長を見届けた尾形は退場するんでしょうか。
毒は周囲の肉ごとえぐらないといけないがさて…難しいでしょうなあ。
でも一度目を毒矢にやられているので免疫とか耐性とかできないの?なんつって。バイオみたいにウィルス耐性があってゾンビにならないクリスやジルとかウェスカーとかさ…
ところで冒頭の鶴見の一人語り。
五稜郭で何かを確認後(金塊?) 北海道を離れウラジオストクに行くんだろうか。そして満州へ。
権利書をダシに中央と刃向かうってこと?
・・・まだ鶴見で話進めるの?もういいよ…(杉尾の血濡れでどうでもいい
イーソイソイとは大鷲のトリコと言うゲームで出てた言葉で「よしよし」というなでなでの意味。
ぷーさんは二人の邪魔したらあかんよ。
※この感想文は個人の勝手な感想です。間違ってたらごめんね。