ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ
4/9のコンサートに向けて、曲目解説シリーズ始めます🥳
最初はベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第3番。
この曲を最初に譜読みしたときの印象は、
随分ピアノがメインだなぁ
むしろピアノ協奏曲みたいだなぁ
でした。
実はベートーヴェン以前のヴァイオリンソナタは、「ヴァイオリン助奏付きピアノソナタ」とも言われていて、ベートーヴェンもこの3番くらいまではその要素が強いそうです。
というわけでピアノの役割がとても大きいのですが、
当初はあまり評判は良くなく、ベートーヴェンの革新的な音楽は中々当時の人々にすぐには受け入れられなかったようです。
指の練習にはなるだろうけど、ちょっとね💦と思われていたそう。
確かに、指の練習にはなります。とっても笑
難しいです💦
でもその難しい指の動きも、ベートーヴェンの音楽の流れの中で躍動的に輝いて聞こえるから不思議🥺
ベートーヴェンは後に「皇帝」「英雄」という作品を作曲していますが、ヴァイオリンソナタ第3番はこれらと同じ変ホ長調という調性なんです。
※調性とは、とっても簡単にわかりやすく言ってしまうと、その曲の音階の高さのことです。調性が変わると、曲の色合いが変わってきこえたりします。
変ホ長調はどこか落ち着いて堂々としたイメージ。この曲は直接「英雄」「皇帝」とは関係ありませんが、個人的には間接的にそんなイメージもリンクしています。
第1楽章が特にそのイメージが個人的には強いです。
第2楽章は一転してハ長調というシンプルな調性になり、素直に気持ちよさを感じられる曲です。
第3楽章は軽やかでユーモラスな、ピアノとヴァイオリンとの対話が楽しめる1曲です。
事前にyoutubeなどで聴いてみると、より一層楽しめると思います♪
もちろん予習ゼロで、当日初見も良いと思います😊
大巨匠の演奏なので比べられるとドキドキしてしまいますが😊💦
4/9は現在17:00〜の回のみ受け付けております😊