大門の裾野
2022.03.18 23:55
北洋漁業や青函連絡船で栄えた時代に、
函館の一大繁華街、歓楽街として名を轟かせた「大門」。
その人出の凄さもさることながら、裾野も広く長かったようだ。
今の大門は、函館駅前から松風町への市電通りの両側、といったあたりだが、
当時は、南は函館市役所の手前あたりから北は若松広路まで
所狭しと飲み屋、商店がひしめき合っていたという。
星野さんの写真には、
平成8年に、若松広路の高砂通り角から、
JR北海道の函館支社のある方面を撮ったものがあるが、
若松広路の大門側の歩道沿いは
飲み屋の建物が途切れることなく並んでいる。
星野勲写真集『あのころの函館を旅する』より
画面右端奥はJR北海道函館支社のアンテナ塔
ほぼ同じ場所を2021年11月4日に撮影
ほとんど更地になろうとする中、イオン系スーパーが進出