【Report】2022.3.19(土)小学校外国語授業づくり研究会3月プレミアムセミナーⅠ「教師のための英語音声学」開催報告
講師は、早稲田大学名誉教授 松坂ヒロシ先生です。先生のお話は本当に楽しく、ためになり、学生時代にタイムスリップしたような、そんな感覚を覚えました。リッチな学びの時間を堪能することができました。学ぶことって楽しい。このような授業を自らも子供たちにしていきたいと強く思いました。
参加者の皆さんからの感想を一部紹介します。
・さすが早稲田大学の先生の話だなと早稲田大学の学生になった気分でお話を聞かせて頂きました。小学校英語の専門家ではないのでとご謙遜なされてましたが、小学校の指導の現場に当てはめて考えてみても、使えるなと思う話ばかりで、校種関係なく通じるお話を伺うことができ感謝いたしております。私も学生時代に音声学の授業は受けたことがありますが、ここまで詳しくは学んでなかったのかなと思います。短い時期でダイジェストに、大切なことをたくさん教えて頂きました。昔、子どもの頃に通っていた英会話教室の先生が言っていた発音の仕方の説明と同じ説明の仕方をされているところもあり懐かしくもありました。個人的には、wの発音が苦手で、ネイティブから指摘を受けることが多かったのですが、今日の説明がとても分かりやすく、移行音だったんだとかなり納得できました。今後、指摘されないようにがんばります。
・今回も大変勉強になるセミナーをありがとうございました。顎模型は実は偶然にも活用できないかと思い所有していたのですが、うまく活用できていなかったので、LRの指導など早速参考にさせていただきたいと思いました。また、個人的に悩んでいた発音(cards cars, danceなど)もスッキリ理解できて大変勉強になりました。コミュニケーションのための発音指導、またユニバーサルデザイン的発音という考え方を意識して今後も授業に活かしていきたいと思いました。
・あっという間の2時間でした。お話も面白いだけでなく、分かりやすく、日本人の弱点をよくわかっていらっしゃるので的確なご指摘をいただけ、すぐに役立てることができそうです。また、絵がお上手でびっくりしながら拝聴していました。またいつか続きをお聞きしたいです。
・発音指導に関して、整理して学び直すことができました。改めて、指導者が正確に学んでおくことの重要性を感じました。
・非常に分かりやすく音声学について話していただき、あっという間の90分でした。松坂先生の「小学生ではよい音を沢山聞かせ、良い音が発音できたら沢山ほめる」というお言葉をいただき、励みになりました。良い音を沢山聞かせることも念頭に指導していきたいと思います。
・大学で受けていた音声学は、英語を教え始めるようになって、いかに大切な授業だったかを痛感しました。今日のセミナーでは教える立場で知っておくべきことがまとめられていてとても役に立ちました。もっとお話を聞きたかったです。
・なかなか普段聴くことができない内容で、でも身近で授業に直結したお話が聴けて良かったです。このような機会を作ってくださり感謝致します。ありがとうございます。
・小学生に対する発音指導は、「いい発音を聞かせる。良い音にたくさん触れさせる」「児童のよい発音をほめること」というお話に大変納得いたしました。どんどんいい音に触れさせられるような授業づくりをしていきたいと思います。
・小学校での発音指導について、よい発音を聞かせることが大切だと聞き、意識して取り入れたいと思いました。また機会を見て指導をしていけるように、したいです。
・発音指導のための時間をわざわざ設けないことや良い発音を多く聴かせる、褒めるなどが印象に残りました。大変勉強になりました。歯型模型を買いたくなりました。
・「良い発音をほめる」ことが小学生にとって一番の発音指導になるのだと、目から鱗のような発見がありました。思えば私自身も、「発音上手だね」と先生に褒められて、いい意味で勘違いをしながらここまできたような気がします。とても温かい気持ちになりました。
・専門的な内容をわかりやすく教えて頂き、大変参考になりました。技能が意識的決定から無意識的決定で完結するということは、感じていたものの漠然としていました。評価する上で大切な視点だと改めて思います。骨董屋さんの話は、本当にわかりやすい話です。よい音にふれさせ、子供がよい音を出した時に全力で褒められる教師になりたいと思いました。本日は、貴重な機会をいただき、本当にありがとうございました。
・母音の後のつながりがとても勉強になりました。母音は一括りで覚えることの利点が分かりました。
・貴重な学びの機会をありがとうございました。小学校の英語の指導者は学ぶ姿勢を見せれば良い、故に高度な英語の専門知識は必要ないと主張する方々がいらっしゃいますが、こうした基本的な音声学的知識は不可欠であると感じます。また、松坂先生のお話がとても丁寧でわかりやすかったです。
・今日のセミナーは本当に勉強になりました。私は英文科で音声学の大変有名な先生に音声学を学び自分の発音を身につけましたが、当時に習ったことを思い出す講義でした。日本人にとってコミュニケーション上支障をきたす観点に絞ってお話しされたという点、なるほどと感心致しました。また、先生が素晴らしかったのは、実際の小学校の授業に於いてどう発音を教えるかという点で、あまり長く時間を取らず、こちらがいろんなところにしこんだり、良い音を出したら褒めるなど、4月から活かせる内容ばかりでした。マスクが(発音指導を)阻害しないというのも、目から鱗の話しで、視覚的な教材を使用して、私も取り組んでみたいと思いました。また、先生の英語の発音が素晴らしく、一度マンツーマンで教わりたいと思いました。
・一番印象に残ったのが、「r 」と「l 」の発音の指導でした。歯形を使って具体的な説明で、とてもわかりやすかったです。たったの3分間。これで子ども達も簡単に発音できると思いました。
・発音のコツをとても、わかりやすく教えていただきました。私の英語はアメリカ生活で聞いて真似して何となく通じてきた程度なので、日本人にとってわかりやすい説明がとてもありがたかったです。子供達にもより指導しやすくなりました!ありがとうございました。
・ありがとうございました。外国語専科として基本に戻る大変いい機会となりました。少しスキルアップできた気がします。
・これまで曖昧だったところが「なるほど、そうだったのか」と思う箇所がたくさんあって、とても分かりやすくためになるセミナーでした。特にrとlの区別の仕方、イギリス英語とアメリカ英語の音の違いなどは納得でき、指導に生かせます。できれば第二弾をお願いしたいです。
・ホワイトボードの口腔内の絵や顎模型などによる丁寧正確なご説明で、様々な疑問が払しょくできました。pray.playなどは予め口内で子音の形を作っておくなど、母国語話者でないからこそのご説明が有難かったです。
・大変貴重な機会を(オンラインで)負担なく受講でき誠に有り難いです。20年前に音声学を学んで依頼でゆっくりと体験できました。緊張せず楽しく運んで下さった先生方に感謝申し上げます。早速3年生の授業でゆっくりな単語発音をする際に正しく意識して行う事が出来ました。
・いくつか質問もさせていただきましたが、とても参考になりました。ありがとうございました。
・音声学を教育現場でどう応用していけば良いか、非常に明快で有益な講義でした。歯型模型やホワイトボードを利用した説明が非常に分かりやすく、音声学の面白さも実感できました。大学で松坂先生に音声学を習いたかったと強く思いました。これまで松坂先生の書籍を読み勉強させていただいていましたが、生で授業を受けてみたいという夢が叶い嬉しかった。この企画をしていただき感謝します。