アイアンディスプレイラック
勤労感謝の日は祝日であり休業日。
お昼は GUNAGUNA CARRY でそれは美味しい
鳥と大葉のグリーンカレーをいただきました。
この写真はグリーンカレーではないのですがね。
その後、GUNAGUNA CARRY のすぐ側にある
ノリタケの森でコーヒーを飲みながらゆったり。
秋模様の深まったノリタケの森では
黄昏ムードのモデル撮影をやっていたり
子供たちがわいわいとはしゃいでいました。
陽だまり堂の勤労感謝の日は
日頃お店ではできない作業をする日になりました。
DIYでディスプレイラックの製作です。
有機農業や発酵にまつわる書籍など
ご来店いただいたお客様にご紹介できるように準備をしておりましたので
このお休みに一気に準備を進めて行きます。
まずは用意しておいた 20 × 20mm の L字鋼材を
1250mm にカットしビス穴を開けるための
マーキングを付けてディスクグラインダーでカット。
カットした後に長さを均等に揃えるため
一本ずつ削り長さを調整していきます。
ディスクグラインダーの強烈な回転モーメント。
変なところを切らないように慎重に扱わなければ
大変な大怪我をしてしまいますので要注意。
そしてこの火花も結構熱いので
手元などは革手袋などでしっかりガードして
飛び散る火花を楽しみながら作業を進めます。
長さを揃え終えたらビス穴を開ける準備。
いきなりドリルの刃を当てても
思ったところに正確に穴を開けられなかったりするので
ポンチをハンマーで叩いて印をつけておくと
正確な位置に穴あけができます。
ポンチでの位置決めを終えたら
次はドリルでの穴あけですがここでも一つ
鉄用のドリル刃は熱を持ちやすく
その熱で簡単に切れ味が悪くなってします。
特に細いドリル刃を使うときは
あっという間に切れなくなってしまうので
車用のエンジンオイルなどを刃先につけながら
穴あけをするとドリル刃の切れ味が長持ちします。
今回は水性つや消しクリアー仕上げにするつもりなのですが
切り口の部分が綺麗な鉄色のままなので
ガスバーナーで炙り酸化させて色を付けておきました。
塗料などを使わずにブルーイングをする方法です。
小さな箇所ならこんな感じで済ませると
ブルーイング塗料分の出費が減らせますよ。
ブルーイング塗料も案外高いですからね〜
続いては L字鋼の内側に合わせて高級杉材の角を取ります。
初めは豆カンナで削ろうとしたのですが
案外時間がかかりそうだったので
木材用のヤスリでガリガリと削り落としました。
ヤスリでやると作業は楽ですが
杉材の目に沿ってささくれが出来たりするので要注意。
せっかくの高級杉材がボロボロになってしまっては台無しですから。
こんな感じで杉材の角を落とすとL字鋼とぴったりフィット
これで簡単なビス留めでもグラつきなどを軽減できるはず。
しかし綺麗な木目
これを車の荷室に積んでいたら
杉のいい香りが車内に充満していて
それだけでなんとなく癒されておりました。
そんなにも自然に飢えているという証拠だな〜
つや消しクリアー塗装を施して乾燥中の L字鋼だったのですが
夕方の気温の低さで乾きが悪い・・・
ので、乾燥しきっていないけど杉材を取り付けてしまいます。
かなりの横着ぶりですがそこは DIY のご愛嬌ということで。
棚板の間隔をメジャーでしっかりを調整しながら
平行を保てるように固定していきます。
あっという間にアイアンディスプレイラックの完成!!
この細さの什器を既製品で見つけるのはなかなか難しい。
そんな時こそ DO IT YOUR SELF に限りますね。
明日は早くからこの什器を搬入して
蔵書や写真などのディスプレイをしたい。
もう少しだけ店内を華やかにできるかな。
今から本選びでもしますか〜
何を置こうか〜楽しみですわ。