ホークス助っ人列伝1~宝くじのようなニエベス~
2017.11.25 03:00
福岡ダイエーホークスが初優勝した1999年。
外国人助っ人選手としてチームに入団したのが
メルビン・ニエベスだった。
当たれば飛ぶ
の触れ込みで入団も
まぁ当たらない。
デビュー戦は4打数ノーヒットの3三振デビュー。
バッティング練習ではバンバンスタンドに叩き込むが
試合になるとブンブン三振する。
王監督も
「そこまで大振りしなくても当たれば飛ぶんだから」
とアドバイスするが
まぁ振る振る(笑)。
印象的だった事件としては
東京ドームの外野席上段の看板にボールを当てると賞金がもらえるが
その看板すらも大きく超える特大アーチを放ったことも。
本人は「知らなかった、先に教えてくれれば」
と言ったらしいが、先に言って看板に狙えるなら
もっと三振減らせや!と思ってしまう。
ニエベス入団2年目の2010年。
札幌円山球場での試合。
わたしも内野席で見てました。
振れば当たると言われてるのに、見送りの三振。
そして無死満塁のチャンスで初球見逃しストライクで
王監督登場「代打松中」
ニエベスは明らかに怒った表情で唾を吐き、
ベンチに戻っていった。
あとの報道で、試合途中で球場を後にして
職場放棄で二軍落ちしたと知った。
あのときのニエベスの顔は怖かったなぁ。
ニエベス最後の活躍はON対決で盛り上がった
巨人との日本シリーズ。
同点で迎えた第1戦になんと決勝のホームラン。
使った王監督ですら
「まさかニエベスが打つとは」
って、じゃあ使うなよ(笑)。
2年間で175試合に出場
477打数113安打
打率.237 32本塁打81打点
三振は198!
2.41打席に1回のペース。
ホームランか三振か。
福岡移転後、最初の優勝時の
宝くじのような助っ人外国人
メルビン・ニエベス。
いま45歳…何してるんだろうね。