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旅のチカラ、旅のカケラ

霞むタージマハル…

2008.06.22 12:10


午前5時、ケータイのアラームで目を覚ました。

重宝していた目覚まし時計が壊れてしまったため、

頼みの綱はケータイのアラームのみ。

心配性なので、近々どこかで新しい目覚まし時計を購入しなければ。

さて相方は? うーん、当然ながら夢の中か…。



とにもかくにもシャワーを浴び、準備を整える。

カメラでしょ、ガイドブックでしょ、パスポートもいるかな?

そんなことをしている間に5時45分、

タージマハルは6時に開門するのだ。


タージマハルは4度オイシイ、ということをご存知だろうか?

白大理石でできたドームは、時間帯によって様々に発色するよう造られている。

日の出、日中、夕暮れ、そして満月と。

中でも日の出のタージは薄紅色に輝き美しいという。

ならば行かねば!という早起きである。


「タージマハル行くけど、まだ寝る?」

と、一応相方に声をかけると、珍しく飛び起きた。

彼もさすがにタージマハルは楽しみにしていたようだ。

ホテルの外に出て、ふたりのテンションはどっと下がった。

どんよりとした曇り空、今にも雨が落ちてきそうだ…。

生ぬるい空気を掻き分け、ゲートの前に着いた。


入場料は750ルピー(約2000円)。

高いことは承諾済だったが、この曇天ではやはり腑に落ちない。

しかもインド人は30ルピー(約80円)と書かれているし。


でも、スケジュールが押しているので、ここは我慢するしかない。

タージマハルについて、聞きかじった情報を少し。

世界で一、二を誇る名建築で、「新世界七不思議」のひとつ。

いわずと知れた世界遺産である。


王妃ムムターズ・マハルに先立たれ、悲しみにうちひしがれた皇帝

シャー・ジャハーンがその死を悼んで建立したお墓で、

完成までに22年の歳月を要した。

名匠たちの手で白大理石に宝石がはめ込まれ、

透かし彫りが施された、たいそう手間隙かけた代物で、

膨大なお金をつぎ込んだため国が転覆したという。


さて、ゲートをくぐり、その姿を現したタージマハル!?

むむむ、どんより空に霞んでるじゃないか…(泣)

こうなりゃ持久戦だ。

朝焼けに映えるタージには出会えなかったが、

青空と白いドームのコントラストに期待しよう!


がっ! 無情にもパラパラと雨が落ちてきた。(ついてない…)。

それでも午前中いっぱい粘って

薄曇りのタージマハルと対峙した。


一緒にいた相方はいつの間にやら宿に帰ったようだったが、

王妃を想う皇帝の気持ちで、タージを眺めつづけた。

ずいぶんと日差しが強くなった。

重い腰を上げ、ゲートに向かって歩みを進める。

「つづきはとっておけばいい」

いつも、こうやって少し足りないくらいが丁度いいのだ。


明日は「マトゥラー」という小さな街を訪ねる。

クリシュナ、というヴィシュヌ神の聖地である。

インドにはたくさんの神様がいる。

明日の神様は、どんな空を用意してくれるのだろう?