江の島散歩～前編～

ある日のこと。午前中に歯医者、夕方に美容院の予約をしていたのですが、ずいぶんその間が空いていて暇な時間がありました。

こういう時間によく知らない駅に行ってお散歩をするのですが、ここ最近ちょっと海が見たい、という気持ちが強かった。

どこに行くか・・となった時、「そういえば江の島行ったことないな」

という気持ちから江の島に行くことにしました。今回はその模様をお伝えします。

電車を降りてまわりを眺めると、なんとなく海感のある観光地っぽい感じがするが、そこまで強い観光地感もない。ひとまず江の島の本体？に行ってみようと歩を進める。

しばらく進むと島がその姿を見せる。島というより巨岩という感じがするたたずまい。ポツンとしていていて地形的には地面が隆起してできたものだろうか・・などとブラタモリ的なことを考えながら島に向かう橋を進んでいく。

平日、このご時勢にも関わらず人は割と多い。恐らく本来の繁忙期ならとんでもない人出になるのだろう。正直、もう少し人が少ないといいのだけどな・・・という感じだ。

島に辿り着いた私、まずはどこから攻めるか・・と考える。昼飯時なのでまずは飯を食べたいが、あまり人の多い店は避けたい。ひっそりした店があればいいが・・・島の規模も大きくないし、スパッと直感で入るのが吉か・・・

などと考えつつ、まず今回は正攻法で人々が進む参道を素直に行くことにした。どうも江島神社という神社があるようなのでまずは島の神にお参りしておこうかなと。

道中、何やら撮影しているのを発見。どうも「かが屋」という芸人がロケをしているようだ。修学旅行らしき中学生？が「あっかが屋じゃんすげえ」とか言っていた。

顔を見るとテレビでちらっと見たことはある。芸能人を見るのも久々だが、綺麗な女優さんとかでない限りテンションは特に上がらない。

参道を進むとふと脇道におにぎりやしらす丼を出す店が。かなりここまでの道の目立ち具合と比べるとひっそりしている。よし、ここにしよう！と珍しく即決。

店に入ると客は一人もいない。席自体４人席が二つあるだけ。「よし！」と思いつつ中へ。

どうやら奥さんが調理、ご主人が接客という感じらしい。二色しらす丼としらす鮭おにぎりを注文。

注文を済ませトイレに向かう。トイレは昭和の香りのするタイル張りだが綺麗にしていてgood！これならまず外れは無さそうだ。

トイレから戻ると注文の品がすでにご到着。ご主人がしらす丼はタレ（醤油？）と三杯酢をかけて召し上がると良いとのこと。ちょっと説明がたどたどしい。

一応軽く試してみたが、酢はなくてもいいかなという感じだったのでタレだけかけて食べた。普通にうまい。おにぎりも普通にうまい。うんうん、当たりだ。

少ししらすの量は少な目かもしれないが、インスタ映えとかは求めていないので特に不満には感じなかった。お値段がしらす丼で１１００円だったので値段相応の量なのかもしれない。他の店では１５００円前後の感じだったのでお値段的にもお得だった気がした。

食べ終わるとご主人が見晴らしの良いタワーがオススメと言っていた。まあわかるけど、私はもう少し人があまり行かないようなところを教えてほしいんだよな・・

そういうところ無いですか？と聞こうとも思ったが、微妙に話が長くなりそうな予感がした（笑）ので、そうですかーと適当に相槌を打って店を出る。ごめんねおじちゃん。

でも不快な話し方とかでは無かったよ、うん。

店を出た後再び参道を登り神社へ。かなり階段がきつい。エスカレーターもあるようだが有料みたいだし、ここは階段上りましょう。

なんとか登り切る。結構息が上がるし暑くなった。本堂からは微かに神様の気配を感じたが、力はあまり強くない感じがした。

お参りを済ませて脇道へ。江の島岩屋という洞窟があるようなのでそこを目指しつつ、何となく島を一周する感じで歩いてみようかなと進む。

歩いてみるとかなりアップダウン、階段が多い。軽い気持ちで来たのに軽い登山のような感じになってしまった。よく見れば結構すれ違う人には登山の格好をしている人も多い。

あまり体力の無い方はなるべくエスカレーターを使うことを勧めるが、エスカレーターがあるのは一部の所だけなので結局結構上り下りを繰り返すことになる。

膝が悪いような人は避けた方が無難だろう。

私もエスカレーター使うべきだったなと後悔しつつ歩いていると、ちょうどカフェを発見。道半ばだがかなり疲労していたので入店してしまうことに。

アイスティーとフライドポテトを注文。セルフサービスで今っぽいカフェだが悪くない。窓からの景色も良かった。

無事汗が引くまで休むことができた。ポテトも割と美味しかった。５００円くらいで少し高かったけどまあこんなものかな。

さ、気を取り直して今度こそ江の島岩屋に行くぞ！というところで続きは次回。