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本とドラマと生活と

シカゴPD

2022.03.21 09:30

(現在、Huluではシーズン7まで、AmazonPrimeVideoではシーズン5まで配信中)

これはシカゴ警察のドラマだが、実を言えば、ドラマの存在は知っていてもなかなか見る気にならなかった。なぜなら、前回投稿したシカゴ・ファイアで、正義感のかたまりである消防士に対して執拗な嫌がらせを繰り返していたいや~な刑事ボイトが主人公らしいと知ったから。

しかし、いったん見始めたら、これまた面白くて、やめられなくなってしまった。シカゴ・ファイアでは、法を犯し、誠実な消防士を傷つけてまで自分の息子を守ろうとする粘着質な刑事として描かれていたのだが、ボイトの側から描かれたシカゴPDを見ると、だんだんと、(そうか、ボイトにはボイトの正義があるんだな)と思えてくる。家庭環境の悪さゆえに道を外れようとしていた少女を助けて娘同然に育てたり、長年ともに刑事として働いてきた同僚刑事を守るために奔走したり・・・。

どうやら、ボイトには独特の物差しがあり、法よりも何よりも人間として自分が信じる者をとことん守り抜くという、ぶれない信念みたいなものが彼を突き動かしているいるようだ。

いったん信じた人を裏切ることは決してないだろう。不思議なもので、そう思って見始めると、あの独特の低音すぎるだみ声までが魅力的に聞こえてくる。


このドラマで私が楽しみだったのは、トルーディ巡査部長と他の刑事との絡みだ。シカゴ・ファイアでは、消防士らしからぬタラ~ンととしたおじさんキャラのマウチに優しい顔を見せていたが、シカゴPDにおいて、警察署の受付窓口に立つトルーディは愛想のひとつもなく、ただただ厳しく杓子定規に、捜査員たちに対応する。彼女には、おべんちゃらも通用しない。そのやりとりがなんだかユーモラスなのだ。そんな彼女だからこそ、後輩巡査たちへの思いやり、ボイトへ寄せる信頼などが垣間見えたときは、何とも言えない安堵感が胸に広がっていく。そして、女性の刑事たちも内面にいろいろな問題を抱えながら、任務を全うする姿は本当にかっこいい!

※シカゴ・ファイアの救急隊員の兄や、シカゴ・メッドの医師の弟がボイトの部下の刑事として個性豊かに活躍するのも見ものだ。