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たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。

2022.03.21 21:43

『成幸の法則2022』3.22

Vol.2063

たくさん持っている人が豊かなのではなく、たくさん与える人が豊かなのだ。

<エーリッヒ・フロム>

「誰かの役に立つ」

とてもやり甲斐のある幸動です。

科学的なエビデンスも取れていて、「役に立った」と満足感を得ることで、オキシトシンやセロトニンといった「幸せホルモン」が分泌され、メンタルリスクを和らげます。

「誰かの役に立つ」ということは、「与える」という、ギバーの在り方です。

しかし、その立ち位置に不慣れだと、「誰かに何かを与えたいけれど先立つものがない」

「誰かに何かを与えられるほど、いまの自分には金銭的な余裕がない」

など、金銭的な力と結びつけて考えてしまうものです。

 

「与える」のには、お金が必要とは限りません。 

 

笑顔を与える。

やさしいまなざしで相手を見つめる。

 

自分の時間を使ってお手伝いをする。

何でもいいのです。

自分が持っているものを分かち愛うという意識が大切です。

損得で考える習慣も、是非変えたいところです。

「損」というのは、奪われる、減る、マイナス、といったイメージで捉える人がほとんどだからです。

与えることで「損」をすると思う人も大勢いるのが現実です。

そして、

「せっかく○○をしてあげたのに、何もしてくれない」と見返りを求めてしまう。

これでは、「与える」という幸動にはなっていませんね。

「人に施して思わず」

「人から施さるれば忘れず」

です。

車が割り込んできたとき、「お先にどうぞ」と思える余裕。

 

面倒なことなどを頼まれたとき、「はい」とにこやかに受けられる懐の深さ。

自分ばかり損な役回りが来たと思っても、ニッコリ笑って「わかりました」と言える度量。

一見「損」しているようですが、そんな姿勢を貫くことも「与える」という在り方に繋がります。

「与える」ことは陽ですが、「損する」ことは陰です。

陰と陽は表裏一体。

陰のパワーは目立ちませんが、実は、損することは、与えることと同じくらいのパワーがあるのです。

 

自分が損することで、相手にその分を与えることになるからです。

成幸コンシェルジュ

ひとみ幸お