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マヤ

『初めての…』(臣隆妄想劇場1)修正版

2017.11.14 14:00


臣のマンションで、リビングのソファーに並んで腰掛けてる臣と隆二。



テーブルには、酒とつまみ、ツアーの資料。



隆二「ハイローの舞台挨拶さぁ、臣めっちゃ胸元はだけてたね」



臣「暑かったからなぁ…なに?そそられた?」



隆二「まーた…そういうセリフは、付き合ってる子に言うもんでしょ?」



臣「お前が先に話振ってきたんだろ」



隆二「だって…臣、ソロのMV辺りから、インパクトあるシーンばっかじゃん」



臣「ああ…あれね?結構破壊力あったでしょ?」



隆二「ありすぎだよ!濃厚ラブシーンって…いきなりぶっこんできたよね!臣」



臣「チャレンジャーだかんな!おれ✨」



隆二「それ、俺のブログのやつ…」



臣「だよね」



隆二「だよねじゃねーよ!」



隆二「…まっ!いいんじゃない?

臣は色気全面的に出した方がファンも喜ぶし…俺にはできねーけど」



臣「よく言うよな!お前…リュウセイの時とか、めちゃ女がらみやったやん!」



隆二「仕方ねーだろ!そういう設定だし…

俺にはあれが限界だよ」



臣「…で、どうだったの?俺のラブシーン」



隆二「んー…まぁそこは素直に…やっぱ臣スゲーなって…これからも役者続けていった方がいいんじゃない?」



臣「どのシーンが一番ドキッとした?」



隆二「人の話聞いてねーだろ💢」



臣「お前の評価を聞きたいんだよ」



隆二「んー…やっぱりあの車のシーンかな?」



臣「男のお前でも、ドキドキした?」



隆二「いや、マジでスゲーなって!俺だったらぜってー無理…」



ドサッといきなり隆二をソファーに押し倒す。



隆二「ちょっと!びっくりすんだろ❗いきなり何の真似だよ❗」



臣「お前、人のこと言えんのかよ。XーRAYの撮影の時…腹の方まではだけてたじゃん」



隆二「現場、人多くて暑かったから仕方ないじゃん!」



隆二「…っていうか、離せよ❗」



臣「お前の方がよっぽど誘ってるし」



隆二「俺にそんな器用なことできるわけねーだろ❗暑いから退いてよ❗臣…」



隆二の手を、ぎゅっと握ってくる。



隆二「待てよ❗…俺そっちの気な…」



いきなり唇を押しつけてくる。



隆二(ちょ…!?なに考えてんだ❗こいつ…)



抵抗して、顔を背ける。



「じっとしてろよ!隆二」



隆二(うわっ…こいつ目が座ってる…そんなに酔うほど飲んだっけ?)



隆二のアゴを手で押さえて、臣がまた唇を重ねてくる。



隆二(すげぇチカラ…てか、なに?この感触…)



隆二(こいつELLYよりキスうまくね?)



隆二(ヤベェ…頭がくらくらする…)



臣はわざとらしく「ちゅっ」と音をたて、

ゆっくり唇を離す。



臣「あれ?大人しくなってお前…まんざらでもなかった?」



唇を手の甲で拭いながら、



隆二「酔ってんのか?いい加減にしねぇと、ぶっ飛ばすよ!」



臣「ひげ…」



隆二「あ?」



臣「ひげ痛い…」



隆二「へ?」



臣「ひげ剃らねぇと、もうキスしてやんない」



隆二「なっ!?」



真っ赤になる隆二。



隆二「してもらわなくていいわ❗💢

絶対剃らねぇ!一生ボーボーにしててやる💢」



臣「ハイハイ…酔ったかな?…ちょっと寝る…」



ソファーに仰向けにゴロンとなり、隆二の膝を枕にして、寝息をたてる。



隆二(うわ…心臓バクバクしてる…めちゃ動揺してる…おれ…)



臣の寝顔をまじまじと見る。



隆二(やっぱ酔ってたのかな?臣…)



そっと臣の髪に手をやる。



いきなり大きな目をパッと開けて、下から臣が見上げる。



臣「まんざらでも無かったろ?」



かーっと真っ赤になる隆二。



隆二「どけっ!俺もう帰る❗」



臣の頭をどけ、立ち上がって上着を取り、玄関へ向かう。



隆二「打ち合わせなんかやってられっか!」



臣「後で電話する」



隆二「うっせ!バカ❗」



バターン!…と勢いよく玄関のドアを閉めて出ていく。



臣(酔ってなんかいねーよ…)



イタズラっぽい笑みを浮かべる。



大きく背伸びをして



「飲みたりねー」



グラスの酒を一気に飲み干す。



(しばらく口きいてくんないかな?隆二…💧)



(ライブ再来週だぞ…打ち合わせどうすんの?)



(やっちまった?俺…)



一気に酔いが覚め、慌てて隆二に電話をかける。



「お客様のお掛けになった電話番号は…」



(やっべぇ…)



スマホだけ手に取り、走って隆二の後を追いかける臣だった。




End


アメブロで公開したものを、ナンバーリングして少しずつUPします。


いつもご愛読ありがとうございます🙏✨