酵素で痩せよう
●酵素の核は、アミノ酸でできています。
大きさは、5~20ナノメートル。
(※1ナノメートル=100万分の1mm(ミリメートル))
●酵素は、大きく分けて2種類あります。
1つは、食品(野菜・果物・肉・魚・発酵食品)の中にあるもの。
消化吸収・代謝を助け、免疫力を上げてくれるものです。
もう1つは、私たちの身体の中に潜在的に存在している酵素です。(=体内酵素)
私たち人間だけでなく、他の動物や植物たち、命が宿っているものに存在しています。
生体内で起こる化学反応に対して、触媒として機能し、消化や代謝に関わっています。
栄養素たちも、酵素なしでは十分働くことができません。
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消化酵素についてお話しましょう。
<A> 化学的消化作用
①口腔内・・・唾液アミラーゼ よく噛んで食べたものをできるだけ小さく砕いた後
(↑この部分は物理的消化作用)糖質を大きく分解し麦芽糖にする
⓶胃 ・・・(1)アミラーゼ ①を更に分解
(2)リパーゼ 脂肪を加水分解
(3)ペプシン たんぱく質を分解して、ペプトン・プロテオースにする
(4)レンニン 乳製品に含まれるアルブミンを凝固させ、消化に携わる
⓷小腸 ・・・(1)マルターゼ 麦芽糖をブドウ糖に分解する
(2)ラクターゼ 乳糖をブドウ糖・ガラクトースに分解する
(3)エレプシン ポリペプチドをアミノ酸に分解する
(4)シュクラーゼ(スクラーゼ) ショ糖をブドウ糖・果糖に分解する
④十二指腸・・(1)トリプシン・キモトリプシン ペプトン・プロテオースをポリペプチドに分解
(膵液)(2)カルボキシペプチターゼ ポリペプチドをアミノ酸に分解
(3)アミロプシン 澱粉を麦芽糖に分解
(4)マルターゼ 麦芽糖をブドウ糖に分解
(5)ステアプシン 脂肪を脂肪酸・モノグリセリド・グリセロールに分解
このように人の生命活動で使われるため、1万を超える種類・何万もの酵素があると言われています。
文頭で、酵素は大きく分けて2種類あると申し上げましたが、どちらの酵素も「熱に弱い」という特徴を持っています。残念ながら、47度から死に始め、60度で完全に死滅してしまうと言われています。
加熱・加工せず、生の野菜、生の果物、海藻、お魚のお刺身、発酵食品などが消化の負担が小さく、内臓にも優しいとされています。
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♡オマケの知識♡
生の野菜で思い浮かべるもの。サラダやスティック野菜、スムージーなどがありますね。
緑黄色野菜には、ベータカロテンが多く含まれています。そのベータカロテンの吸収を良くするためには、油分も必要です。スムージを作る際には、少しオイルを入れると吸収が良くなります。
サラダやスティック野菜の場合には、できるだけ大きめに切り、オリーブオイルやドレッシングをかけたり、つけたりして、よく噛んで食べてみてください。よく噛むことで、脳に「食べている」ことを伝えてあげましょう。
我が家では、その他に、味噌1に対しマヨネーズ3~4の割合のものを混ぜ、各自少しずつ野菜をつけていただくこともあります。味噌は大豆の発酵食品です。