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じてんしゃにっき

クロスバイク GIOS MISTRALのSPD(PD-A520)化のインプレ

2017.11.25 14:32

ビンディングにした事は過去の記事で書いたのですが、インプレを書いていなかったようなので、約2000kmほど走った上でフラペとどこまで変わったのかを書いていきます。

メリットデメリットがごちゃ混ぜです。


1.ケイデンスを上げても安心

ビンディングのメリットは主にこれに尽きると思います。

「ペダリング効率○○%アップ!」

みたいな話も良く聞くのですが(そもそも効率○○%アップと言っても個人差はありますし、パワーメーターやペダリングセンサーなんていうハイテク部品は使っていないので○○%の根拠がありません。)そんな事よりもハイケイデンス時に「固定されている」事による安心感があります。

フラペでハイケイデンスで回していると…


足がペダルから落ちそうになってヒヤリ

or

お尻がぴょんぴょん跳ねる


という事案が恐らく発生すると思います。自分は前者でした。

憶測ですが、前者に関しては靴底とペダルの相性が悪く滑っている。という事が考えられ、後者に関しては下死点でもトルクが抜けきっていない、つまり両足とも下向きに力が入ってしまっているが故に身体が浮いてしまうのだと考えられます。

自分は非力なので回転数、つまりケイデンスでパワーを稼ぐタイプ(ギア比と速度から計算するに100〜110rpmが常用域)なのですが、ビンディングに変えた事によって、回転が上げやすくなりました。


2.案外歩きにくくない

ビンディング化するにあたって心配に上がるランキングTOP3(当社調べ)に挙げられるであろう「ビンディングシューズは歩きにくくない?」という話題についてです。

自分のシューズはこれですが、クリートが靴底から飛び出さないような作りになっているので、容易に歩く事が出来ます。個人的主観だと、「10kmくらいなら歩いても疲れはしないんじゃないかな」というレベル。その気になれば体育の授業程度ならできてしまいますが、やはり普通の靴と比べると靴底は硬いので自転車以外のハードな運動には不向きです。


ありがたい質問があり、「なるほど」と思いましたので紹介させていただきます。

Q,「しゃがめない」という事はありますか?
A,「しゃがむ」ことに関しては、主に靴によって変わってきますが、SPDの柔らかめのソールなら普通にしゃがむことが出来ます。自分もSPDのシューズでしれっとしゃがんでいます。
SPD-SLの硬いソールとなると、はっきりとは言えませんが恐らくスクワットのような、かかとまで地面につけたしゃがみ方になってしまうかと思います。
可か不可と言えば可に限りなく近いとは思います。


3.立ちゴケする

これはもはや洗礼です。

ビンディングにしてそう経たないうちに立ちゴケはします。90%くらいの確率で起こります。自分は導入1週間後には立ちゴケしました。

立ちゴケをすると、場所によっては社会的に大ダメージを受けます。ちなみに身体的ダメージは、「単独の場合なら」ほぼ皆無です。約0km/hで倒れるだけですから。むしろフラペで足を滑らせて落車の方が大惨事のように思います。ただし後ろからクルマが来ていて轢かれてしまうとジ・エンドです。

対策としては、芝のような柔らかい場所の上で洗礼を受けるというくらいでしょうか。


「咄嗟の時に外せないんじゃない?」そう言われる事も多いですが、固定力の強さを調整できるので、最弱にしてしまえばすぐに外せます。

ちなみに固定力が調整(この話では主に強い側に)できるのは、例えばプロのような脚力お化けが踏み込むと固定が外れるかもしれないからであって、貧脚な一般人は最弱でも問題ないのです。


4.ストップ&ゴーは慣れれば平気

信号だらけの市街地だとストップ&ゴーがとっても多くなります。いちいちはめたり外したりが面倒だと思う人が多いですが、慣れれば大した事はありません。

まずストップ時。かかとを外側へねじって外します。以上です。

余談ですが片足外して着くのが一般的な気がしますが、自分は片足固定したまま降りたら固定してる側にコケたことがあるので、それ以来両足を外して止まるようにしています。

次にスタート時。だいたいペダルは

こんな感じの向きになっていますので、固定する面が上になるようにつま先ですくい上げ、そのまま上から踏み込んで固定します。

慣れるとクリートキャッチと同時にフル加速して一気に巡航速度に乗せる事も出来るようになります。


まとめ

以上をまとめると

  • ハイケイデンスでも安心
  • SPDなら歩行も楽々
  • 立ちゴケは起きる
  • ストップ&ゴーは慣れれば楽チン

となります。これらから考察すると…

ビンディングが向いている人

トルクよりもケイデンスでパワーを稼ぐ人。

信号がそれほど多くない道を走る人。

長距離を走る人。


フラットペダルが向いている人

ローケイデンス、高トルクで踏み込む人。

信号が多い道を走る人。

立ちゴケが死ぬほど怖い人。


となるでしょうか。


自分は某ペダルの小野田くんほどでは無いもののケイデンスの常用域がやや高いため、ビンディングにして正解だったと思いました。

ちなみに相方は、片面フラットのSPDのペダルこそ付けているものの、高トルクで踏んで行く自分とは正反対のタイプでビンディングの必要性を今は感じていないそうです。