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平成函館忘れない

物価の優等生にしては割高ですが

2022.03.17 11:20

「大野村から大野町」といってもピンとこないかもしれないが、

北海道新幹線の現時点での終着、新函館北斗駅のある町の写真集。

現新函館北斗駅となる旧渡島大野駅のプラットホームが表紙である。


編集者すらよく知らなかったという大野(現北斗市)の風景ばかりだが、

終戦の面影まだまだ残る町の様子、女性や子どもの服装、

お祭りに町制祝賀の宴会風景などなど、

年配者なら誰にとっても懐かしい戦後日本の原風景を垣間見られる。

若い人には、逆に新鮮に映るかもしれない。

A5判の天地を少し縮めた、縦192ミリ×横148ミリ、

全68ページ(本文64ページ)、オールモノクロで990円(本体900円+税)。

物価の優等生と言われる弊社書籍にあって、この本は例外的。

「かさ」の割には、高いと思われるかもしれない。


だが、昭和10(1935)年の紙焼きに始まり、

主たる写真原稿は、昭和20年代後半から30年代前半の紙焼きやネガフィルム。

埃を除去したり、褪色を補正したりと、画像修正に恐ろしく時間と手間がかかったから。

どうかご理解いただければ幸いです。


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